パンダがEVになった! フィアット『グランデ・パンダ』欧州で受注開始、400万円以下で航続320km

フィアット・グランデ・パンダ
フィアット・グランデ・パンダ全 9 枚

フィアットは、新型EV『グランデ・パンダ』の受注をフランスとオランダで開始した。両国を皮切りに、今後他の地域にも順次展開していく予定だ。

まるでコンセプトカーな『グランデ・パンダ』

グランデ・パンダは、最上位グレードの「ラ・プリマ」と「RED」の2バージョンで登場し、ベース価格は2万5000ユーロ(約400万円)を下回る。

この新型EVは、44kWhのバッテリーと83kW(113hp)の電気モーターを搭載し、WLTPサイクルで320kmの航続距離を実現している。これにより、日常の都市利用や週末の小旅行に最適な車両となっている。

性能面では、最高速度132km/h、0-50km/h加速4.2秒(0-100km/h加速11秒)を記録。エネルギー消費量は174Wh/km(17.4kWh/100km)となっている。

グランデ・パンダの最も革新的な特徴の一つが、世界初の統合型格納式充電ケーブルだ。このケーブルはボンネット下に専用の収納スペースを持ち、トランクのスペースを犠牲にすることなく、使いやすさと清潔さを両立している。

充電に関しては、家庭用コンセントや外出先での充電に対応。統合型格納式ACケーブルを使用した場合、7kWで3時間43分(20%から80%まで)、11kWで2時間55分の充電時間となる。さらに、DC急速充電では100kWで33分という短時間での充電が可能だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  5. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る