EV充電インフラを賃貸マンションに拡充へ、三井ホームとテラチャージが提携

テラチャージのEV充電器設置イメージ
テラチャージのEV充電器設置イメージ全 1 枚

EV充電インフラ事業「Terra Charge(テラチャージ)」を展開するTerra Chargeは10月10日、三井ホームエステートと賃貸マンションへのEV充電インフラの拡充に向けて業務提携契約を締結した、と発表した。

この提携により、三井ホームエステートが管理する賃貸住宅にテラチャージのEV充電器の設置を推進し、賃貸住宅でも自宅でEVを充電できる快適な環境を整備していく。三井ホームエステートにとって、EV充電サービス事業者との業務提携はテラチャージが初となる。

背景には、EV購入検討者の81.8%が「自宅にEV充電環境がないと不便」と感じているという調査結果がある。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EV普及とEV充電インフラの拡充が急加速している中、経済産業省はEV充電器の設置目標を2030年までに30万基(現在約3万基)としている。

テラチャージのEV充電器は、各車室に充電器を設置する「個別設置型」が可能なプランを用意している。これにより、EV保有住民が増えた際の充電待ちの懸念がなく、収益をあげられる車室をつぶして充電専用スペースにする必要もないというメリットがある。

テラチャージのEV充電器は無料で個別設置でき、利用者が充電料金をアプリ上で支払う仕組みであること、24時間365日対応のカスタマーサポートがあることなどが評価され、三井ホームエステートが管理する賃貸住宅への導入が決定した。

この業務提携では、三井ホームエステートが管理する賃貸住宅のオーナーへ、テラチャージのEV充電器の設置を提案する。導入意向のあるオーナーに対し、テラチャージがEV充電器の設置工事から設置後の運用を担当する。

賃貸住宅でのEV充電環境の整備は、EV普及を後押しする重要な取り組みとなる。今後、この提携を通じて、より多くの賃貸住宅居住者がEVを利用しやすい環境を整えていく。

《森脇稔》

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