ヤマハの電動モビリティにも参画、Final AimがAIデザインプラットフォーム出展…ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024

ヤマハ発動機との共創による電動モビリティのコンセプトデザインに参画したFinal Aim
ヤマハ発動機との共創による電動モビリティのコンセプトデザインに参画したFinal Aim全 3 枚

スタートアップ企業のFinal Aimは、10月15日に幕張メッセで開幕する「ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024」に出展する。

コンセプトデザインに参画したヤマハ発動機の電動モビリティ

同社は生成AIを活用した新たなデザイン開発や知的財産権の管理に対応したデザイン・知財管理プラットフォームを開発している。

Final Aimは2019年12月に創業し、2022年には米国本社を設立。生成AIによる新たなデザイン開発や知的財産権の管理に対応したプラットフォームを展開している。今回の展示会では、自社開発のプラットフォームや外部パートナーとの共創プロジェクトを紹介する予定だ。

注目すべき点は、2024年1月に発表したヤマハ発動機との共創による電動モビリティのコンセプトデザインだ。生成AIを活用することで従来のデザインプロセスを加速させるとともに、同社独自のスマートコントラクトによるプラットフォームを導入。これにより、デザインプロセスそのものや中間生成物、最終データの真正性や知的財産権を担保することに成功した。

Final Aimは、デザインとデジタル製造業領域を中心にブロックチェーン事業をグローバルに展開している。2021年11月には自社のブロックチェーンプラットフォーム「Final Chain」のベータ版を発表。2022年4月に米国に法人を設立し、同年9月にはシリコンバレー発の世界的なスタートアップアクセラレーター「Berkeley SkyDeck」に採択された。

さらに、2023年2月には「The Most Likely to Become the Next Unicorn」に選ばれ、6月には「Japan US Innovation Awards」における「Innovation Showcase」を受賞。9月には「TechCrunch Disrupt 2023」(サンフランシスコ)に特別展示され、エンタープライズ領域で高い評価を得るシリコンバレー発のアクセラレーター「Alchemist X」にも採択された。

2024年には、データの真正性を守りデザインに新しい価値を与えるプラットフォーム「Final Design」のパイロット版をローンチする予定だ。今回の「Japan Mobility Show Bizweek 2024」への出展を通じて、Final Aimは自社の革新的なテクノロジーと、モビリティ業界におけるデザイン革新の可能性を広くアピールしていく。

《森脇稔》

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