アルピーヌが究極のA110 R「Ultime」発表、345馬力に強化…パリモーターショー2024

アルピーヌ A110 R Ultime
アルピーヌ A110 R Ultime全 5 枚

アルピーヌは14日に開幕した「パリモーターショー2024」において、『A110』の限定モデル「A110 R Ultime」を発表した。この特別仕様車は、アルピーヌのエンジニアリング技術と同社のアトリエプログラムによるテーラーメイド体験を融合させた究極のモデルとなっている。

A110 R Ultimeは、洗練されたシャシーと345hpまでパワーアップされたエンジンを特徴としている。最高出力は6000rpmで発揮され、最大トルクは420Nmに達する。これは『A110 R チュリニ』と比較して80Nm増加している。

110台の限定生産となるこのスポーツカーは、ローンチコントロール機能を搭載。パワーウェイトレシオは3.2kg/hpを実現し、0-100km/h加速は3.8秒で達成する。

限定モデルは、アルピーヌとアルピーヌレーシングの技術力を結集している。改良されたターボ、新開発のDW6ギアボックス、アクラポビッチ製チタン製エキゾーストシステム、オーリンズ製の4つの調整可能なダンパー、AP Racing製のブレーキシステムなど、高性能パーツを採用している。

さらに、アルピーヌのエアロダイナミシストたちは、車両のダウンフォースを大幅に向上させた。最高速度時にA110 R チュリニと比較して160kgものダウンフォースが追加されている。これにより、コーナー進入、旋回、加速時の操縦性が向上し、サーキットでのパフォーマンスが向上している。

アルピーヌ A110 R Ultimeアルピーヌ A110 R Ultime

フロントに18インチ、リアに19インチの鍛造ホイールを装着し、ミシュランPS2カップタイヤを採用することで、パワーを直接路面に伝達する。路面保持性能の向上は、車両の性能をさらに引き上げることを目的としている。

アジリティとパフォーマンスの絶妙なバランスにより、アルピーヌA110 R ウルティムは、公道走行可能な本格的なサーキット仕様車となっている。

モデルの排他性は、デザインにも反映されている。アトリエとアトリエ シュル・メジュールという2段階のパーソナライゼーションカタログが用意されている。サベルトとポルトローナ・フラウとの提携により、この限定モデルのアトリエ アルピーヌパーソナライゼーション範囲は前例のない多様性を提供し、外装と内装の仕上げを組み合わせる新たな可能性を提供している。

エントリーレベルのアトリエパーソナライゼーションパッケージでは、27色の外装色とグレー、レッド、ブルー、オレンジの4色のアルカンターラ内装が選択可能。これにより、顧客は自分のスタイルを反映した雰囲気を選ぶことができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る