EV用の「見せない普通充電器」、グッドデザイン賞を受賞…新電元工業

グッドデザイン賞を受賞した新電元工業のEV用「見せない普通充電器」
グッドデザイン賞を受賞した新電元工業のEV用「見せない普通充電器」全 2 枚

新電元工業は、電気自動車(EV)用の「見せない普通充電器」でグッドデザイン賞を受賞した、と発表した。この製品は、充電機能のみをシンプルに凝縮したコア技術製品で、設置者が自由にデザインを施すことができる充電器だ。

公共用スポットや事業所など多人数が利用する駐車場に設置するためのEV用充電器で、これまでの充電器製品とは異なり、設置者が自由にデザインを施すことができる点が特徴だ。

製品本体にボタンや表示器がないため、天地縦横なく自由に固定でき、見えない場所に隠すことも可能。また、無線コントロール機能として、リモコンを開発することで、オリジナル機能を付加することができる。さらに、高い防水性と強度も特長で、機器単体で防水性と強度を備え、様々な設置アイデアを実現できる。

開発コンセプトの「見せない」は、充電機能だけを鉄塊のように小型凝縮することで実現した。放熱と強度を両立した専用設計のアルミ筐体によって品質性能をクリアしている。また、床面や壁面への直接設置も考慮し、熱影響を抑えるためのスパイク放熱フィンを機器裏面に形成している。

審査員評価コメントでは、「驚くほどコンパクトに仕上がった充電器本体は、この体積で充電可能なのかと思うほど小さい」と高く評価されている。また、スマートフォンをコントローラーとして、アプリ開発だけでのサービスを可能とするなど汎用性が高い点も評価されている。

新電元工業は、テレビや照明などの家電製品に使われているパワー半導体「ダイオード」「電源制御IC」や、自動車やバイクの「車載電装品」などを主力とするパワーエレクトロニクスメーカーだ。1949年に日本で創業し、世界で活躍するグローバル企業だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る