レース現場にもAI活用、GMがモータースポーツ戦略を革新

GMがAIを駆使してモータースポーツを勝利に導く
GMがAIを駆使してモータースポーツを勝利に導く全 2 枚

GMは、モータースポーツにAIを導入し、レース戦略を革新していると発表した。

自動車レースは、ドライバー同士、マシン同士が実時間で競い合う究極のアナログ競技だ。100年前と変わらず、フィニッシュラインを一番に通過することが目標。しかし、人工知能(AI)と機械学習が、GMのレース活動において、重要な役割を果たすようになっている。NASCARからインディカーまで、AIがGMのレース支配を後押ししているのだ。

トップレーサーは決して一人で戦っているわけではない。一流のレースチームには、マシン、ドライバー、競合他社、コースコンディションを監視する数十人のエキスパートがおり、そのデータを基にリアルタイムでレース戦略を練っている。一部のレースシリーズでは、車載テレメトリー機器の使用が認められており、車両情報をレースチームにリアルタイムで送信し、マシンのパフォーマンスを秒単位で把握できる。ドライバーは車載無線を通じてピットのチームメイトと常に連絡を取り合い、アナリストはラップタイムを追跡し、交通状況やクラッシュを監視している。

その結果、人間が実時間で評価できる以上の膨大なデータが常に流れ込んでくる。そこで、規則で許可されている場合、GMはAIをレースチームの一員として活用している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る