ポルシェ、伝説的レースの勝利70周年を祝う「パナメリカーナ・スペシャル」発表

ポルシェ『718スパイダーRS』の「パナメリカーナ・スペシャル」(手前)と550スパイダー
ポルシェ『718スパイダーRS』の「パナメリカーナ・スペシャル」(手前)と550スパイダー全 5 枚

ポルシェは『718スパイダーRS』の「パナメリカーナ・スペシャル」を発表した。『550スパイダー』が1954年のカレラ・パナメリカーナ・メキシコで勝利して70周年を記念した特別モデルだ。

当時、ハンス・ヘルマンが550スパイダーで総合3位、1500cc以下のスポーツカテゴリーで優勝を果たした。この偉業はポルシェの世界的モータースポーツでの地位を高めただけでなく、後の「カレラ」という名称の由来にもなった。

今回の特別モデルは、718スパイダーRSをベースに、歴史的なミッドエンジンの550スパイダーの精神を再現することを目指した。ポルシェ・ラテンアメリカのチームが、ドイツ本社のエクスクルーシブ・マニュファクチャリングの専門家と協力して開発した。

ポルシェ『718スパイダーRS』の「パナメリカーナ・スペシャル」ポルシェ『718スパイダーRS』の「パナメリカーナ・スペシャル」

外観は、センテナイレシルバーの塗装やカーマインレッドのストライプ、ドアと後部エンジンカバーにイエローの「55」ナンバーなど、歴史的な要素を取り入れている。内装は主に黒を基調とし、カーマインレッドのレザーを使用したフルバケットシートやステアリングホイールなど、贅沢な仕上がりとなっている。

この特別モデルは、ポルシェの「ゾンダーヴンシュ」プログラムを通じて作られた3部作の最後を飾るものであり、カレラ・パナメリカーナへの参戦70周年を祝福している。

ポルシェは、この『718スパイダーRS パナメリカーナ・スペシャル』を通じて、自社のモータースポーツの歴史と技術革新の精神を現代に蘇らせることを目指している。

《森脇稔》

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