スイスの大手エンジニアリング企業ABBは10月22日、自動車の塗装用の新型高塗着塗装機「RB1000i-S」を発表した。
この新しい塗装機は、ABBのロボットに搭載可能で、塗装効率を10%以上向上させ、前モデルと比較して塗料の無駄を最低でも30%削減する。さらに、二酸化炭素(CO2)排出量も大幅に削減することができる。
RB1000i-Sは、塗料廃棄物を削減することでCO2および揮発性有機化合物(VOC)の排出量を削減する。また、より効率的な塗装プロセスの実現によって工場全体のエネルギー消費量も削減する。
新規購入だけでなく、主要部品を交換して既存のRB1000iをアップグレードするサービスキットも用意される。このアプローチは循環型経済を支え、既存の塗装機の寿命を最大化することで製品の耐用年数を高め、廃棄物をさらに削減する。