ルノーグループ、V2Gサービスをフランスで開始へ…EVは“走る発電所”

ルノー5 E-TechエレクトリックでのV2Gイメージ
ルノー5 E-TechエレクトリックでのV2Gイメージ全 1 枚

ドイツのThe Mobility Houseは10月22日、ルノーグループとその傘下のMobilizeと共同で、EV向けV2Gサービスをフランスで開始すると発表した。

今回初めて、EVのバッテリーがMobilize PowerのV2G(Vehicle-to-Grid)ソリューションを通じて電力網に統合され、ユーザー向けの商用かつスケーラブルな製品として提供される。

これは、EVがエネルギーを消費するだけでなく、電力網に電力を戻すことで「走る発電所」となる新時代の幕開けを意味する。イギリスは2025年に追随する予定で、ドイツもV2G技術の実装に向けたアプローチを評価・開発中だ。

これまでV2G技術はパイロットプロジェクトに限定されていたが、MobilizeとThe Mobility Houseは市場投入可能な製品として販売を開始する。新しいV2Gソリューションは、ルノー『5 E-Techエレクトリック』やアルピーヌ『A290』、PowerBox Verso AC充電ステーション、Mobilize Power電力契約とセットで幅広い顧客に販売される。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. トヨタ株価が急反落、今期業績上方修正も失望売り
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る