トヨタとヒョンデ、韓国で初の合同モータースポーツフェス開催…両社のトップも参加

ヒョンデモーターグループの鄭義宣会長(左)とトヨタの豊田章男会長(右)
ヒョンデモーターグループの鄭義宣会長(左)とトヨタの豊田章男会長(右)全 7 枚

ヒョンデとトヨタは10月27日、韓国の龍仁スピードウェイにおいて、初の「Hyundai N x TOYOTA GAZOO Racing Festival」を開催した。

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世界ラリー選手権(WRC)の参加者であるHyundai NとTOYOTA GAZOO Racingが手を組み、両社の高性能量産車やレーシングカーを展示した。完売となったこのフェスティバルは、韓国のモータースポーツ文化を高め、顧客との関わりを深めるという両社の共通の取り組みを強調するものとなった。

ヒョンデモーターグループの鄭義宣会長とトヨタの豊田章男会長はフェスティバルに積極的に参加。観客の拍手が鳴り響く中、鄭会長はヤリスWRCを操る豊田会長と一緒に、ドーナツターンを含む強烈なパフォーマンス走行を披露した。パフォーマンス走行後、2人は一緒にステージに上がり、近くにいたファンに感謝の言葉を述べ、握手を交わして感想を語った。

フェスティバルでは、参加者が直接体験できるさまざまなプログラムが用意された。各ブランドのブースでそれぞれの次世代高性能車両を披露したほか、30名のHyundai Nのオーナーと30名のTOYOTA GRオーナーが自身の高性能自動車を龍仁スピードウェイで運転できるトラックデーイベントや、WRCラリーカーに乗り込んで実際のラリースタイルの走行を近くで体感できる「WRCタクシー」などが行われた。

イベントの締めくくりには、参加者が運転する66台のHyundai NとTOYOTA GAZOO Racingの車両による「パレードラップ」が行われ、鄭会長と豊田会長が先頭を務めた。

また、ヒョンデとトヨタは、チケット売上の全額を大韓自動車競走協会(Korea Automobile Racing Association/KARA)に寄付し、自動車文化の発展やモータースポーツの普及に貢献すると発表している。

《森脇稔》

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