初代ロッキーが復活?! ヤングタイマーな新作、ダムド『ラッキー』に注目…DAMD PARTY 2024

DAMD PARTY 2024
DAMD PARTY 2024全 76 枚

恒例になっているダムドのユーザーイベントである「DAMD PARTY 2024(ダムドパーティ)」が10月12日に愛知県にあるガーデンふ頭ひがし広場を会場にして開催された。多数のエントリーに加えブース出展、さらには新型ボディキットの発表など、盛りだくさんな内容となった。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

10月とは思えない夏日となった当日、芝生エリアにはダムドに関連の深いアフターパーツメーカーのブースやアウトドア関連、アパレル系の出展が多数集まった。さらにステージではライブやトークショーが繰り広げられるなど、一日中飽きない多彩なアトラクションが用意されているのもダムドパーティーならではの特徴となった。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

ユーザーエントリーエリアには同社のキットパーツを使ったジムニー、ハスラー、タフト、エブリイ、N-VANなどの多種多様なカスタム車両が並び、さながらダムドパーツを使ったカスタムスタイルの展示会場の様相となった。これから愛車をカスタムしようと思っているユーザーに取っても、パーツセレクトやタイヤマッチングなど、さまざまなリアルなサンプルが見られる場となった。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

そんな中、多くの来場者を集めたのがニューボディキットのお披露目だった。ダムドファンが多く集まるイベントだからこそ、新しいボディキットはここで発表するというのが同社の考え方。多くの来場者の見守る中アンベールされたのはダイハツ『タフト』をベース車両にするダムドラッキー(LUCKY)」だった。オールペンを施したローフォルム基調のデモカー、純正カラーで仕上げたアウトドア仕様の上げスタイルと2つのスタイルを提案した。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

ラッキーのデザインコンセプトは'80年代~'90年代のクルマであるヤングタイマーをイメージしたコーディネート。ズバリのモチーフになっているのはダイハツの初代ロッキー(1990年デビュー)だ。当時の4WDブームの中登場したミドルサイズのクロカンモデルで、角形ヘッドライトやスクエアなボディ形状が特徴的だったモデル。今もファンが多いクロカンの名車として語り継がれる車種だ。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

そんな初代ロッキーを現代のタフトに落とし込んだのが新ボディキットのラッキーだ。最大の特徴はヘッドライトまわりからグリル、ボンネット先端のパーツ装着のみで大きくイメージを変えた点だ。交換部品の点数を減らすことでコストを抑えつつ、効果的なモディファイをするのがこのモデルの狙い。実際の車両を見ると一目瞭然だが、ここまでの限られたパーツで大幅にイメージチェンジを果たし、ベース車であるタフトとはまったく異なる車両へと変貌させているのも同社の高いデザイン力ならではだ。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

装着パーツの細部を見ると、ボンネットの前1/3を被せパーツとしている点が独特。これは角形ヘッドライトのフェイスラインに合わせてボンネットのラインを変更する必要があったため。ボンネット全体を交換することなくこのフォルムを再現したのは巧みなワザだ。汎用の角形ヘッドライトと同社のオリジナルマーカーを加えたカクカクのフェイスまわり、さらには横スリットのグリルがこのキットの見せ所。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

純正ヘッドライトが個性的なタフトなので、この部分を変えることで大きくイメチェンできるのが良くわかる。オールペンされた車両は、ヤングタイマーの時代を思わせるカラーにもこだわった。メタリックの入ったグリーンにオレンジのストライプはスーパーファミコンやゲームボーイなどをリアルタイムで知る世代には懐かしく感じられるカラーリングなのではないだろうか。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

代表の面高翔吾さんにラッキー製作の思いを語ってもらった。「ダムドがこれまで手がけてきたニューレトロから少し時代を進めて、ラッキーではヤングタイマーをターゲットにしました。またアウトドアでの活躍のイメージはもちろんですが、シティ系のユーザーにも評価してもらえるデザインにしているのも特徴になっています」

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

タフトにはこれまでも'80sやリトルDといったボディキットをリリースしてきたダムド、3作目となるラッキーはこれまでとはデザインの方向性を変え、新しいダムドの出発点となるモデルとなった。

DAMD PARTY 2024DAMD PARTY 2024

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る