BMW『5シリーズ』と『X5』のPHEV、充電時間を1時間短縮する

BMW 5シリーズ・セダン 新型のPHEV「530e」
BMW 5シリーズ・セダン 新型のPHEV「530e」全 6 枚

BMWは11月から、プラグインハイブリッド車(PHEV)モデルの充電能力を大幅に向上させると発表した。この改良により、ユーザーは高電圧バッテリーをより短時間で充電できるようになり、日常的な電気走行の利便性が高まる。

具体的には、BMW『5シリーズ』の全PHEVバージョン、BMW『X5』の「xDrive50e」、そして新型『M5セダン』が、AC充電能力の向上の恩恵を受ける。これらのモデルの充電能力は、従来の7.4kWから11kWへと引き上げられる。

この充電能力の向上により、充電時間が大幅に短縮される。X5のxDrive50eの場合、バッテリーを0%から100%まで充電するのに要する時間が約3時間となる。一方、M5と5シリーズのPHEVでは、充電時間が1時間短縮され、2時間15分で完全充電が可能となる。

BMWは、この改良によって車両の日常的な電気走行ポテンシャルをより効果的かつ柔軟に活用できるようにする。充電時間の短縮は、ユーザーの利便性を高めるだけでなく、電気走行の機会を増やすことで、地域のゼロエミッション走行の促進にも貢献する。

なお、BMWは各モデルの燃費性能や二酸化炭素排出量についても詳細なデータを公表している。例えば、BMW X5 xDrive50eの場合、WLTPサイクルでの重量平均の電力・燃料消費量は100km当たり26.3~30.7kWhおよび0.8~1.2リットル、CO2排出量は1km当たり19~28gとなっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 軽キャンピングカー最大級の空間、ダイハツ『アトレー』ベースで363万9000円から
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る