マクラーレン・オートモーティブ・アジアは10月15日、マクラーレン『GT』について、ボンネットが走行中に開くおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2019年9月20日~23年6月2日に製作された212台。
ボンネットのラッチおよびワイヤーにおいて、ワイヤーの設計が不適切なため、走行時の振動などによりワイヤーにテンションがかかることがある。そのためラッチが作動し、最悪の場合、走行中にボンネットが開き、運転者に必要な視野がふさがれるおそれがある。
全車両、ボンネットラッチおよびワイヤーを対策品に交換する。
不具合の発生と事故はいずれも報告されていない。

マクラーレンGTは2019年8月に発表されたスーパー・グランドツーリングカーだ。パワートレインは4.0L・V8を搭載、最大出力は620ps、最大トルクは630Nm。メーカーでは0~100km/h加速3.2s、0~400m加速11.0s、最高速度は326km/hというパフォーマンスを誇る。