ジープ『アベンジャー』が「4xe」追加で電動化加速、ChatGPTも車載化

ジープ・アベンジャー 4xe
ジープ・アベンジャー 4xe全 5 枚

ジープは11月6日、小型SUV『アベンジャー』の2025年モデルの受注を欧州で開始した。新たに「4xe」モデルを追加し、BセグメントのコンパクトSUV市場での電動化を加速させる。

ジープ・アベンジャー 4xe

アベンジャーは、すでにガソリン、eハイブリッド、フルエレクトリックの3タイプを展開していたが、今回の4xe追加により、ラインアップをさらに強化。4xeモデルは、ジープの伝統的な4輪駆動性能と、軽量で環境に配慮したパワートレインを組み合わせた仕様となっている。

各グレードの装備も充実させた。ロンジチュードグレードにはキーレススタートを標準装備。アルティチュードグレードには、LEDフォグランプ、180度リアカメラ、オートハイビーム、キーレススタート、自動防眩ミラーを追加し、安全性と使いやすさを向上させた。

さらに注目すべきは、ChatGPTを活用した対話型AIアシスタントの搭載だ。これは単なる音声アシスタントではなく、ジープの核心的価値である「自由」「冒険」「情熱」「本物志向」を体現するコンパニオンとして機能する。

例えば、ドライバーの要望に応じて、景色の良いルートを提案したり、周辺の野生動物や歴史的名所について解説したりする。また、ジープブランドの歴史や、オフロード走行のコツなども教えてくれる。これにより、ドライブがより豊かで意義深いものにしていく。

ChatGPTの機能は、コネクテッドナビゲーションとConnect PLUSの契約で利用可能。すでに販売されているアベンジャーでも、Connect PLUSの契約があれば利用できる。

ジープは2025年モデルで、顧客のニーズに焦点を当て、選択肢を簡素化。インフォテインメント&コンビニエンスパック、ウィンターパックを全グレードで選択可能にするなど、使いやすさを重視している。

新色として「ストーム」というパステルグレーを導入し、従来の「レイク」に代わる洗練された印象を演出。アベンジャーの冒険的な魅力に、都会的な洗練さを加えている。

《森脇稔》

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