フィアット、バイオハイブリッド技術で燃費向上…SUV2車種に搭載

フィアット『パルス』と『ファストバック』のバイオハイブリッド搭載車
フィアット『パルス』と『ファストバック』のバイオハイブリッド搭載車全 2 枚

フィアットは11月11日、バイオハイブリッド技術を搭載したSUV、『パルス』と『ファストバック』をブラジルで発表した。

この技術は、電動とハイブリッドの動力源をバイオ燃料、特にエタノールと組み合わせることで、炭素排出を削減し、アクセス可能なモビリティを推進するもの。ブラジルはフィアットが市場で強い影響力を持つ地域であり、ステランティスのベチム施設にあるグローバルバイオハイブリッド研究センターがこの開発の中心となっている。

パルスとファストバックに搭載されるT200ハイブリッドシステムは、1.0ターボフレックスエンジンに電動モーターを組み合わせ、さらに7速CVTギアボックスを搭載。「セグメント内で最も強力」と謳っており、130hpのパワーと20.4kgmのトルクを発揮する。燃料効率が大幅に向上し、ファストバックで従来比11.5%、パルスで10.7%の燃料消費削減を実現しているという。

68Ahの鉛酸バッテリーと、運転席下にある11Ahのリチウムイオンバッテリーの2つの12Vバッテリーを使用している。これらのバッテリーは、電動モーターをサポートし、燃料効率を向上させるために補助トルクを発揮する。

フィアット『パルス』と『ファストバック』のバイオハイブリッド搭載車フィアット『パルス』と『ファストバック』のバイオハイブリッド搭載車

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 日産の小型SUV『キックス』新型、予約販売をブラジルで開始
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る