ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、25年モデルを一挙に発表 8モデルの特徴と違い

ヤマハ PAS 2025年モデルが一挙発表!それぞれの特徴と違いとは
ヤマハ PAS 2025年モデルが一挙発表!それぞれの特徴と違いとは全 60 枚

ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PASシリーズ」の2025年モデルが、年末にかけて一挙リリース。用途や好みによって選べる8モデル(11月15日時点)の詳細とそれぞれの違いを紹介。

PASシリーズは、登坂時などの高回転ペダリング時でも快適な乗り心地(アシストフィーリング)と、状況に合わせて自動でアシスト力を制御する「スマートパワーモード」の搭載などが特徴。電動アシスト自転車のパイオニアであるヤマハが、30年にわたり進化をさせ続け、現在では20モデル以上のラインアップを取り揃える。

2025年モデルとして11月15日までに発表されたのは、毎日の買物や通勤など幅広いシーンに対応する「PAS With/With DX」、通学・通勤向け27型サイズの「PAS CITY-SP5」、通学向けに人気の「PAS RIN/Ami」、幼児2人同乗基準に適合した24型の子乗せタイプ「PAS Crew」、そして通勤や週末乗り向けシティーモデル「PAS CRAIG/CRAIG PLUS」の5タイプ・8モデル。

2025年モデルは主にカラーリングの変更がメインだが、それぞれ車体やバッテリー、アシストのタイプが異なるためそれぞれ紹介していこう。

◆幅広いユーザーの受け皿に『PAS With/With DX』

ヤマハ PAS With(マットナチュラルブラウン)ヤマハ PAS With(マットナチュラルブラウン)

「PAS With シリーズ」は、日常の買い物や通勤など多様なシーンでの使用を想定したデザインと機能を持つスタンダードモデル。

登坂時の高回転ペダリングでも快適な乗り心地を提供する「スマートパワーモード」を搭載している。さらに、15.8Ahの大容量バッテリーを採用し、充電頻度を抑えつつ毎日の外出に対応する。

2025年モデルの「PAS With」は、自然の温かさを感じる「マットナチュラルブラウン」、上品でカジュアルな「ダスティダークブルー」、鮮やかな「マットマーガレットイエロー」(26型のみ)の新色を採用した。

ヤマハ PAS With DX(マットエクリュ)ヤマハ PAS With DX(マットエクリュ)

「PAS With DX」は、「籐風ナチュラルバスケット」「クラシカルテリーサドル」の採用など、より質感やパーツにこだわったファッショナブルなモデルで、新たに「マットエクリュ」というエレガントなカラーが追加された。

発売は12月20日で、メーカー希望小売価格はPAS Withが14万2000円、PAS With DXが15万円(いずれも税込)。

◆便利な機能が充実『PAS CITY-SP5』

ヤマハ PAS CITY-SP5(マットインディゴ)ヤマハ PAS CITY-SP5(マットインディゴ)

「PAS CITY-SP5」は、通学・通勤向けの27型電動アシスト自転車で、長距離走行や荷物の多い通学・通勤シーンに適した機能が充実。主な特徴として、登坂時などの高回転ペダリング時でものびやかで快適な乗り心地を実現するアシストフィーリングが挙げられる。

また、状況に合わせて自動でアシスト力を制御する「スマートパワーモード」を搭載。27型リムと太めのタイヤの組み合わせ、内装5段変速などにより快適な走行性を実現している。

長距離走行にも対応する大容量バッテリーを採用し、実用性も考慮されている。大型バスケット(約25L)、ステンレス製リヤキャリヤ、両立スタンドなどの装備も充実しており、日常的な使用に便利な仕様となっている。

2025年モデルでは、新たに2色のカラーリングが追加。知性的な印象を与える「マットインディゴ」と、カジュアルな印象でどんな服装とも合わせやすい「マットオリーブ」が新色として登場し、全3色のラインアップとなった。

発売は12月20日で、メーカー希望小売価格は15万5000円(税込)。

◆通学向け『PAS RIN/Ami』

ヤマハ PAS RIN(マットカーキグリーン)ヤマハ PAS RIN(マットカーキグリーン)

「PAS RIN(パス リン)」と「PAS Ami(パス アミ)」は通学向け電動アシスト自転車。

両モデルは、登坂時などの高回転ペダリング時でものびやかで快適な乗り心地を実現する「スマートパワーモード」を搭載。また、長距離通学にも対応する大容量バッテリー(15.8Ah)や大型バスケットなど、通学向けの装備を充実させているのがポイント。

「PAS RIN」は、シンプルでかっこいい通学車をコンセプトに、ストレート基調のフレームを採用したスポーティでユニセックスなデザインが特徴。2025年モデルでは、新たに「マットカーキグリーン」「パウダーブルー」「マットライトグレー」の3色を追加し、全5色のラインアップとなった。

ヤマハ PAS Ami(マットソフトラベンダー)ヤマハ PAS Ami(マットソフトラベンダー)

「PAS Ami」はかわいいと実用性を両立した通学車をコンセプトにした女性向けモデル。2025年モデルでは、現代の高校生のニーズに合わせてナチュラルなデザインを取り入れ、サドルとグリップを深みのあるダークブラウンに変更、新色として可憐な印象の「マットソフトラベンダー」を追加した。

発売は両モデルとも2025年1月30日で、メーカー希望小売価格はPAS RINが14万8500円、PAS Amiが15万2900円(いずれも税込)。

◆24型子乗せモデル『PAS Crew』

ヤマハ PAS Crew(マットブラック)ヤマハ PAS Crew(マットブラック)

「PAS Crew(パス クルー)」は、幼児2人同乗基準に適合した24型の子ども乗せ電動アシスト自転車。

子ども乗せ卒業後もチャイルドシートを外して長く使えるスタイリッシュなデザインが特徴。のびやかで快適な乗り心地と状況に合わせて自動でアシスト力を制御する「スマートパワーモード」を搭載。PASシリーズ最上位のアシスト力を備え、子どもや荷物を載せた状態での発進から坂道走行まで優れた性能を発揮する。

2025年モデルでは、日常での使いやすさと快適性を向上させた新型リヤチャイルドシート「ハグシートプラス」を搭載している。この新型シートは、従来モデルの特徴である子どもの頭部を270度包み込むヘッドレストはそのままに、乗せ降ろし時の使いやすさを改善している。

具体的には、子どもを通すスペースを広く確保できる「開閉式ハンドルバー」を新たに採用。また、座面のクッション性を向上させ、子どもがより快適に座れるようになった。シートのカラーリングも、従来のブラック1色から、車体とのコーディネートを考慮したブラックとホワイトの2色展開になった。

車体のカラーリングは、街中やアウトドアのシーンにも自然に馴染む「マットカーキグリーン」、カジュアルな印象の「マカロンラテ」に加え、上質感があり落ち着いた印象の「マットブラック」を新たに設定し、全3色のラインアップとなった。

発売は2025年1月30日で、メーカー希望小売価格は19万8000円(税込)。

◆都会派デザイン『PAS CRAIG/CRAIG PLUS』

PAS CRAIG(マットニュアンスグレー)PAS CRAIG(マットニュアンスグレー)

「PAS CRAIG」は、Urban Outrunnerをコンセプトに開発された都市型の電動アシスト自転車。週末の街乗りから通勤まで幅広い用途を想定し、街中の様々なシーンにフィットするシンプルで上質なデザインが特徴となっている。

細身のパイプフレームを採用したシンプルでスタイリッシュなデザイン。ブラックリムの採用など細部の配色にこだわったカラーリングを採用した。内装3段変速など日常生活での数km圏内の移動に適した装備を持つ。

2025年モデルでは、人気カラーを継続しつつ、新たに「マットニュアンスグレー」を加えた全3色展開となる。

PAS CRAIG PLUS(カーキジェイド2)PAS CRAIG PLUS(カーキジェイド2)

また2025年モデルでは、実用性を加えた新モデル「PAS CRAIG PLUS」を新設定。「PAS CRAIG」の洗練されたデザインを踏襲しつつ、毎日の通勤・通学により便利な実用性を追加した。大容量バッテリー(15.8Ah)を搭載し、充電頻度を抑えた日常使用が可能。また、突然の雨にも対応できる前後フルフェンダーを装備しているのが特徴。

カラーリングは、シンプルで上質感のある「マットジェットブラック」とカジュアルな印象の「カーキジェイド2」の2色展開となっている。

「PAS CRAIG PLUS」が12月20日の発売で、メーカー希望小売価格は14万2000円。「PAS CRAIG」が2025年1月30日発売で、12万9000円(いずれも税込)。

ヤマハはこれらの他にも様々なモデルを展開しており、順次最新モデルが登場する見込みだ。

《レスポンス編集部》

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