メルセデス・マイバッハ『SLモノグラム』日本発表…高性能ラグジャリー2シーターの価格は?

メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(レッドアンビエンス)
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(レッドアンビエンス)全 29 枚

メルセデスベンツグループは高級車部門「メルセデス・マイバッハ」ブランドから、2シーターロードスターの『SL680モノグラムシリーズ』を発表、メルセデス・ベンツ日本が11月29日に日本市場向けにお披露目した。アジア地域でも初のお披露目となる。

【画像全29枚】


市場展開は2025年春にヨーロッパから始まり、他の市場でも順次展開される。メルセデス・ベンツ日本のゲルティンガー剛社長兼CEOは、日本では2025年第4四半期の発売を予定していると述べた。「販売に先駆け、興味を持った顧客には、メルセデスベンツ正規販売店を通じて詳細を案内する」。

◆究極のオープンエア体験

SLモノグラムシリーズは、マイバッハの歴史上最もスポーティなモデルであり、同時に、細部にまでこだわったデザインと上質な素材の組み合わせが特徴だ。エクステリアからインテリアまで施されたマイバッハパターンが一体感を生み出し、これらのアクセントがフロントからリアまで表現されている。

ベースとなった『SL』は、現在は高性能スポーツブランド「メルセデスAMG」専用の車種なので、“最もスポーティなモデル”や“究極のオープンエア体験”といったメルセデスベンツの謳い文句もあながち嘘ではなさそうだ。

メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(ホワイトアンビエンス)メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(ホワイトアンビエンス)

◆高級感あふれるマイバッハ要素

メルセデス・マイバッハSLは、乗る人に感性を刺激する体験を提供することを意図している。専用ラジエターグリルやボンネットマスコットなど、ブランド哲学に沿ったデザインが特徴だ。

市場投入時には、「レッドアンビエンス」と「ホワイトアンビエンス」に2つの“キュレーション”が用意される。レッドアンビエンスの外装色は、オブシディアンブラック(ボンネット)とガーネットレッドの、ホワイトアンビエンスはオブシディアンブラックとオパリスホワイトマグノのツートーンペイントだ。

オブシディアブラックのボンネットには、グラファイトグレーのマイバッハパターンを組み込むことが可能だ。この製造工程は非常に複雑で、高い精度が求められるため、一部がハンドメイドだ。まずボンネットにベースコートが施され、手作業で研磨され、マイバッハパターンを塗装する。その後クリアラッカーを塗装、再び手作業による磨きを経て、最後にもう一度クリアラッカーが塗布される。

メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(レッドアンビエンス)メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(レッドアンビエンス)

◆クリスタルホワイトレザーが際立つ車内

内装にはクリスタルホワイトのナッパレザーとシルバークロームのトリムパーツが施され、マイバッハならではの高級感を演出している。

レザーのなめし加工には植物由来のサステナブルななめし剤を使用している。シートは新たなフローラル・デザインだ。デジタルコックピットディスプレイにはマイバッハオリジナルのアニメーションが組み込まれている。

メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズメルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ

◆V8ドライビング体験と静粛性との融合

メルセデス・マイバッハSLには、4リットルV型8気筒エンジンが搭載され、同時に静粛性と快適性を追求している。専用の排気システムと断熱/遮音対策が静かなドライビング体験を提供するはずだ。9G-TRONICオートマチックトランスミッションと4MATIC+四輪駆動システムにより、滑りやすい路面でも高いトラクションが期待できる。リアアクスルステアリングは機敏さと安定性を兼ね備え、安全性を向上させる装備だ。

ゲルティンガー剛社長兼CEOは「メルセデスベンツとメルセデス・マイバッハ、例えば足回りの味付けだったり、エンジンの味付けだったり、内装のデザイン、外装のデザインも含めて、メルセデスベンツのベース車からは、似て非なり、と言うぐらい違う」と語っている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る