「ランクルより好きかも」日産『パトロール』中東での販売開始に「日本でも売れそう」の声

日産 パトロール 新型
日産 パトロール 新型全 6 枚

日産自動車は、大型SUV『パトロール』の新型を中東市場で発売した。時を同じくして、北米市場向けには米国版となる『アルマーダ』もデビューしている。新型パトロールの登場に、SNSでは「国内販売すれば?」など日本市場への導入を求める声が集まった。

新型パトロールのエクステリアデザインは伝統を残しつつ先進感あふれるものに。フロントのVモーショングリルとC形のヘッドライトは、アダプティブ ドライビング ビーム(ADB)技術を採用し、最適な視界を確保する。22インチのアルミホイールは、優れたオフロード性能と堂々とした佇まいを実現している。

インテリアは快適さと最先端のテクノロジーが調和するよう設計されており、2つの14.3インチディスプレイを配したインフォテインメントシステムはGoogle ビルトインを搭載した日産コネクト2.0を採用した。ナビゲーション、セキュリティ、エンターテインメントが一つのプラットフォームに統合され、快適なラグジュアリー空間を実現している。

搭載されるのは、日産史上最強の3.5リットルV6ツインターボエンジン。このエンジンは、日産『GT-R』の技術を応用して開発されたもので、中東の過酷な環境下でも高い性能を発揮するように設計されている。新型エンジンは425hpと700Nmのトルクを生み出し、旧モデルのV8と比較して出力が7%、トルクが25%向上している。同時に燃費も24%改善されており、性能と環境性能の両立を図っている。

日産 パトロール 新型日産 パトロール 新型

GT-Rで使用されている技術とは、「スカベンジャー」オイルポンプの採用だ。これにより、急な砂丘の登坂時など、高いGがかかる状況下でも適切な潤滑が可能となっている。またターボチャージャーのタービンホイールには、航空機にも使用される特殊なニッケル合金「Mar-M」が採用されている。この高強度合金により、極端な高温下でも持続的な性能を発揮できる。また、このエンジンのほかに3.8リットル自然吸気V6エンジンも選択可能となっている。

新型パトロールは、6つの走行モード(スタンダード、サンド、ロック、マッド、エコ、スポーツ)を備えている。さらに、日産初となる4WD転送モード自動選択システムも搭載。これにより、様々な路面状況に応じて最適な走行モードが自動的に選択される。9速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、ステアリングホイールに装備されたパドルシフトでより細かな制御が可能に。

そんなパトロールの販売にX(旧Twitter)では、「めちゃくちゃカッコいいじゃん!!」「かっけぇなー、日本で売ってないモデルのが見た目好き」「ランクルより好きかも」など大型SUVらしいエクステリアに高評価が集まる。

また「国内販売すれば?」「ランクル走り回ってるし売れるでしょ」といったコメントもあり、国内導入を求めるコメントも見られた。

新型パトロールは、UAE、サウジアラビア、そして中東地域全体の日産パートナーネットワークを通じて販売が開始。北米向けにはアルマーダとして販売される。

《小國陽大》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る