パイオニアとHERE、二輪車向け次世代コネクトサービスを共同開発へ

パイオニアとHERE Technologiesは12月5日、二輪車向けの新たなユーザーエクスペリエンス(UX)を実現するデバイスおよびコネクテッドサービスの共同開発を開始すると発表した。

両社は、安心・安全で快適なライディング体験をグローバルに提供することを目指している。

この協業は、パイオニアの車載機器関連技術とHEREの地図技術を組み合わせた実績が背景にある。両社はこれまで、世界中で自動車用のナビゲーションシステムを提供してきた。今回の取り組みでは、アジア太平洋地域で成長が見込まれる二輪市場向けに、HEREのロケーションプラットフォームとパイオニアの新たなUXを実現する二輪向けデバイス、AIソリューションを提供していく。

協業では二輪車メーカー向けとして、純正メータークラスターやスマートディスプレイなどの車載デバイス、および新たなユーザー体験を生み出すコネクテッドサービスを開発する。また、電動スクーターや電動自転車など、マイクロモビリティ市場向けの新たなソリューションサービスも展開する。

運送業、車両管理企業向けでは、商用二輪車向けのデバイスとコネクテッドサービス、ラストワンマイルの課題を解決するマイクロモビリティ向け位置情報サービス、EV化が加速する商用二輪車の管理を支援するサービスを提供する。

損害保険会社向けでは、ライディングの安全性向上および交通事故の削減に貢献するソリューションを提供する。

パイオニアは二輪車向け車載デバイスの企画、開発、販売、保守を担当し、HEREは二輪車に特化したLBS機能、コンテンツ、サービスの企画、開発、提供を担当する。両社は共同でマーケティングや販売支援も行う。両社は2026年中の本格導入を目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  4. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る