日産、マレーシアに「e-POWER」初導入…第一弾『キックス』発表

日産 キックスe-POWER(マレーシア仕様)
日産 キックスe-POWER(マレーシア仕様)全 4 枚

日産自動車は、クアラルンプール国際モビリティショー2024(KLIMS)において、『キックスe-POWER』を発表した。マレーシア初の「e-POWER」車となる。また日産は、今後3年間で3~5つの新モデルを同国に投入する計画も発表した。

キックス e-POWERは、日産のより広範な戦略の一環として、マレーシアで導入される多くのe-POWERモデルの第一弾となる。日産の第2世代e-POWERシステムを搭載し、持続可能なイノベーションとダイナミックなパフォーマンスを組み合わせた楽しい運転体験を追求する。

従来のハイブリッド車とは異なり、完全に電気モーターで駆動され、1.2リットル3気筒エンジンはリチウムイオンバッテリーを充電するジェネレーターとしてのみ機能する。

この設計により、外部からのプラグイン充電なしで、瞬時のトルク、静かな加速、スムーズな操縦性を特徴とするEVの運転体験が可能となるとアピールする。

日産 キックスe-POWER(マレーシア仕様)日産 キックスe-POWER(マレーシア仕様)

マレーシア初のe-POWER車であるキックス e-POWERは、11万3800リンギット(約385万円)からの価格設定で、性能とスペースを犠牲にすることなく、手頃な価格で電気自動車の世界に足を踏み入れることができるという。

燃費性能は21.7km/リットルで、1回の満タン給油で最大900kmの走行が可能。フロントに搭載された電気モーターは95kW(129ps)のパワーと280Nmのトルクを発生し、前席下に配置された2.06kWhのリチウムイオンバッテリーパックから電力を供給する。ECO、SPORT、STANDARD、EVの4つの走行モードが選択できる。

なお、このキックスは、北米で発表された新型とは異なり、日本などで現在販売されているモデルと同型。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る