トヨタのAIガイド付き電動モビリティで巡る、臨海副都心で新たな観光サービスの実証実験へ

臨海副都心エリアにおいて新しい観光サービス「OSAMPO(おさんぽ)」の実証実験を行う
臨海副都心エリアにおいて新しい観光サービス「OSAMPO(おさんぽ)」の実証実験を行う全 2 枚

トヨタ・コニック・プロは12月10日、東京都港湾局と共同で、臨海副都心エリアにおいて新しい観光サービス「OSAMPO(おさんぽ)」の実証実験を行うと発表した。

この実験は、アートプロジェクト「ARTBAY TOKYO」の一環として開催される「ARTBAY ILLUMINATION 2024 ARIAKE×WINDSCAPE」で実施される。

このサービスでは、トヨタの立ち乗り型歩行領域BEV「C+walk T」を使用し、AIガイド「たっちゃん」による案内とともに、イルミネーション会場を巡る新しい観光体験を提供する。「C+walk T」は最高速度6km/hで移動可能な電動モビリティで、歩行者空間に自然に溶け込むサイズと設計が特徴だ。

トヨタの立ち乗り型歩行領域BEV「C+walk T」トヨタの立ち乗り型歩行領域BEV「C+walk T」

AIガイド「たっちゃん」は、お台場に住んでいる設定の龍の妖精のキャラクターで、臨海副都心エリアの魅力を紹介しながら観光案内を行う。クリスマス仕様となった「たっちゃん」が、イルミネーション会場をつなぐツアーを案内する。

トヨタ・コニック・プロは、この実証実験を通じて臨海副都心エリアでの観光客の反応を確認し、将来的には同エリアでの持続的な有償事業化も視野に入れている。歩行領域BEVによる新しい観光体験を通じて、すべての人々の生活をより豊かにすることを目指している。

近年、マルチモーダル交通の進展により目的地へのアクセスは改善されつつあるが、目的地内での回遊には課題が残っている。この実証実験は、新しいモビリティ技術を活用した観光サービスの可能性を探る取り組みだ。

《森脇稔》

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