ポルシェ『タイカン』リコール…バッテリー異常で火災のおそれ、充電量80%までに制限

ポルシェ『タイカンGTS』
ポルシェ『タイカンGTS』全 4 枚

ポルシェジャパンは12月5日、ポルシェ『タイカン』に熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2020年10月19日~2024年2月29日に製作されたタイカンの6車種・10形式の計1992台。

高電圧バッテリーにおいて、不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがある。そのため、バッテリーモジュールの内部短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、OTA または専用テスターで車両を点検し、異常が確認されたバッテリーモジュールは良品と交換する。また、車両自己診断機能を備えた対策プログラムを専用テスターによりインストールする。ただし、プログラムの準備に時間を要すことから、暫定措置として、ユーザーに対し定期的なバッテリーの点検入庫を要請するとともに、充電量を80%までに制限するよう周知を行う。

不具合の発生件数は0件、事故は起きていない。

今回のリコールは、2024年6月20日付けで届出た改善措置の内容に変更が発生したため、対象車を追加し新たに届出たリコールとなる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る