米ホンダの二輪モトクロス、新型『CRF250RWE』で250ccクラス参戦…2025年シーズンに向け新体制で挑む

米国のホンダHRCプログレッシブの2025年シーズンに向けた新体制を発表
米国のホンダHRCプログレッシブの2025年シーズンに向けた新体制を発表全 5 枚

米国のホンダHRCプログレッシブは、2025年シーズンに向けた体制を発表した。開幕まで1か月余りとなる中、チームは短く忙しいオフシーズンを経て、再びレースに挑む準備を整えた。

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チームは、過去2年連続でAMAスーパークロス450クラスのタイトルを獲得しており、その勢いを維持することを目指している。最近では、ジェット・ローレンスが450ccデビューイヤーでチャンピオンに輝いた。

ジェットは、昨シーズンのスーパーモトクロス450チャンピオンシップも獲得しており、2025年シーズンは#1のCRF450RWEで参戦する。チームメイトである兄のハンター・ローレンスも同じマシンで出場する。

21歳で8つのプロAMAタイトルを持つジェットは、現在世界トップのライダーと言っても過言ではない。一方、ハンターは2024年のプレミアクラスルーキーシーズンで、450プロモトクロスとスーパーモトクロスの両方で2位という好成績を収めた。

オーストラリア代表として2024年のモトクロス・オブ・ネーションズトロフィーも獲得したローレンス兄弟は、2025年シーズンのレース勝利とタイトル獲得の有力候補となっている。

250ccクラスでは、ジョー・シモダとチャンス・ハイマスが新型2025 『CRF250RWE』で参戦する。西地区を担当するシモダは、チーム2年目を迎え、2024年は安定したパフォーマンスで定期的に表彰台に立った。シモダは、AMA 250SXメインイベントで優勝した初の日本人ライダーであり、AMAプロモトクロスとスーパーモトクロスで総合優勝を果たした初の日本人ライダーでもある。

東地区を担当するハイマスは、昨シーズンAMAプロモトクロスで初の総合優勝を飾り、一連の怪我から回復して健康な状態にある。アマチュア時代の輝かしい実績を支えたスピードは健在で、自身の潜在能力を示す機会をうかがっている。

チーム体制の継続性も、新シーズンに向けた自信につながっている。ラース・リンドストロームがチームマネージャーとして指揮を執り、グラント・ハッチソンが450クラス、ジョーダン・トロクセルが250クラスのクルーチーフを務める。

AMAスーパークロスシーズンは、1月11日にカリフォルニア州アナハイムで開幕する全17戦を皮切りに、11戦のAMAプロモトクロスシリーズ、3戦のスーパーモトクロスチャンピオンシップと続く。

ホンダHRCプログレッシブの2025年シーズンの布陣は、450ccクラスでの連覇と250ccクラスでの躍進を期待させる強力なラインナップとなっている。新型マシンの投入や経験豊富なスタッフの継続起用など、チームの総合力を生かした戦いを目指す。

《森脇稔》

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