14%軽量化した「アルミドア」、ルノーの次世代EV向けにコンステリウムが開発

コンステリウムのアルミ製ドア
コンステリウムのアルミ製ドア全 1 枚

アルミ製品を手がけるコンステリウムは、ルノーグループとの自動車設計の軽量化を促進するR&Dプロジェクト「ISA3」を成功裏に終了したと発表した。

このプロジェクトは2021年に開始され、ルノーグループ、ESIグループ、溶接研究所、ロレーヌ大学との協力のもと、フランス政府の投資プログラム「France Relance」の助成を受けて実施された。

プロジェクトの主要な成果として、コンステリウムはルノーと共同で、同社独自の6xxx系ユニアロイ圧延・押出ソリューションを使用した軽量アルミドアを開発した。この革新的な設計により、現在のコンパクトEVで使用されているアルミドアと比較して14%の軽量化を達成した。

さらに、単一の合金シリーズを採用することで、ドアのライフサイクル全体を通じてクローズドループリサイクルを効率化し、炭素排出量を大幅に削減することに成功した。この新しいドアソリューションは、地球温暖化係数(GWP)を33%削減し、プロジェクトが持続可能なイノベーションに重点を置いていることを示している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る