住友化学、中国PP事業を現地企業に譲渡…自動車部品素材の競争力強化へ

住友化学のアンダーエンジンシールド(参考)
住友化学のアンダーエンジンシールド(参考)全 1 枚

住友化学は、中国におけるポリプロピレンコンパウンド事業会社2社の株式の全持分を、現地コンパウンド事業会社の仕天材料科技有限公司(英語名Guangzhou Suptech Material Technology Co., Ltd.)に譲渡したと発表した。

ポリプロピレンコンパウンドは、ポリプロピレン(PP)に合成ゴムやガラス繊維、無機フィラーなどを混練し、機能性や剛性などを向上させた高性能材料。主に自動車のバンパーや内装材、家電製品などに使用されている。

住友化学は2000年代から、主要顧客である日系自動車メーカーのグローバルな供給体制の構築に合わせ、北米、欧州、アジアにおいて製造・販売拠点を拡充してきた。しかし、中国市場では現地のコンパウンド事業者がシェアを急拡大しており、今後さらに厳しい競争環境が見込まれている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る