スズキ、もみ殻活用で循環型社会へ前進…バイオマスエネルギーで温室効果ガス削減へ

現状の生産システム(上)と検証する生産システム(下)
現状の生産システム(上)と検証する生産システム(下)全 1 枚

スズキとジカンテクノは、サーキュラーエコノミーシステムの実現に向けた共同開発契約を締結したと発表した。

両社は、ジカンテクノが提携する農業プラントにおいて、もみ殻を焼却して得られるバイオマス由来エネルギーの利用によるGHG(温室効果ガス)削減効果などを検証する。

もみ殻は、これまで家畜の糞尿処理や土壌改良剤として使用されてきたが、それ以外の活用用途は限られており、処分にはコストがかかっていた。農業残渣であるもみ殻を燃料として用いることで、GHG削減効果に加えて、農家の負担軽減と焼却時に発生するシリカ等の有効活用も期待できる。

共同開発では、もみ殻焼却時に発生するシリカおよびカーボンの活用方法も検討する。これにより、サーキュラーエコノミーシステムへの有効性を検証し、将来的には同技術のさらなる適用拡大の可能性も視野に入れている。


《森脇稔》

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