福岡のデジタル企業に注目…「車載電池・バッテリー」記事ランキング2024

TRIPLE-1の全固体電池セル。「ORIZURU」はブランド名と思われるが未発表。
TRIPLE-1の全固体電池セル。「ORIZURU」はブランド名と思われるが未発表。全 5 枚

2024年1~12月の車載電池・バッテリーに関する注目記事ランキング。EVシフトの鍵を握るとも言える技術だ。現在、自動車の新たなステージに向けた企業の動向が注目されている。2024年、最も注目を集めたのは、福岡に拠点を置くデジタル企業「TRIPLE-1」の開発した全固体電池に関するものだった。




福岡に本社を置くデジタルインフラ企業「TRIPLE-1」が、全固体電池を2025年中に量産すると発表した。世界中の大手自動車メーカーや新興EV企業、電池企業が開発競争でしのぎを削っている中で、福岡の一般には無名の企業がいち早く実現できたのはなぜなのか? その経緯を聞いた。




日産自動車は9月6日、日産が取り組む車載用蓄電池(LFP=リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)の開発および量産が、経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」に認定されたと発表した。2028年度に軽電気自動車から搭載を開始する予定だ。




日産自動車は4月16日、同社の全固体電池の量産ロードマップについてのアップデートを行い、横浜工場に建設中の全固体電池パイロット生産ラインを公開した。




パナソニックエナジーは9月9日、電気自動車(EV)向けの最新型円筒形リチウムイオン電池「4680セル」の量産準備が完了したと発表した。和歌山工場(和歌山県紀の川市)をリニューアルし、同日、開所式を執り行なった。




トヨタバッテリーは、プライムアースEVエナジーからの社名変更を記念し、10月1日に「出発式」を開催した。出発式には、地元静岡県湖西市およびトヨタグループの関係者が出席した。




ホンダは11月21日に栃木県さくら市に全固体電池のパイロットラインを建設したことを発表している。2025年には稼働を予定しており、2020年代後半に投入するEVへの搭載を目指している。




FREYR Batteryは6月24日、次世代マルチレイヤーバッテリーのサンプルセルの生産に、ノルウェー・モイラナの顧客認定プラント(CQP)で成功した、と発表した。




村田製作所は、米スタンフォード大学との共同研究により、リチウムイオン二次電池の出力を大幅に増加させることが可能な「ポーラス集電体(PCC)」の開発に世界で初めて成功した、と発表した。




環境試験器を手がけるエスペックは10月24日、愛知県常滑市に「あいちバッテリー安全認証センター」を新設するとともに、豊田市の「豊田試験所」の機能を拡張すると発表した。




パナソニックエナジーとマツダは9月6日、車載用円筒形リチウムイオン電池の供給計画について発表した。マツダが2027年以降導入予定の新型BEVに搭載予定だ。

《大矢根洋》

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