つながる! 伸びる! 2025年に開通予定の自動車道路はここだ

北川道路
北川道路全 8 枚

新しい年が始まった。2025年に開通予定の自動車道路のうち、主なものを紹介する。

●2月8日に阿南安芸自動車道のうち、北川道路の和田トンネル区間(全区間高知県北川村)が一般道バイパスとして開通する。

●3月2日には出雲・湖陵道路(山陰道)の出雲IC~出雲湖陵ICと、連続する湖陵・多伎道路(山陰道)の出雲湖陵IC~出雲多伎ICが同時に開通する(全区間島根県出雲市)。出雲ICで山陰自動車道に、出雲多伎IC山陰道にそれぞれ接続し、山陰自動車道・山陰道はこれで鳥取ICから石見福光ICまでがつながる。

●3月15日には南国安芸道路の高知龍馬空港IC~香南のいちIC(高知県南国市~高知県香南市)が開通する。南国安芸道路は高知龍馬空港ICで高知南国道路に接続、高知南国道路と南国安芸道路とを合わせて高知東部自動車道を構成する。高知東部自動車道は高知南国道路・高知JCT~南国安芸道路・芸西西ICがつながる。

南国安芸道路南国安芸道路

次は2024年度中(1~3月)の開通が発表されているが、日付までは確定していないもの。

●倶知安余市道路の仁木IC~余市IC(北海道仁木町~北海道余市町)。余市ICで後志自動車道に接続する、後志自動車道の延長。

●東海環状自動車道の山県IC~本巣IC(岐阜県山県市~岐阜県本巣市)といなべIC~大安IC(全区間三重県いなべ市)。同じ東海環状自動車道の本巣IC~大野神戸ICも同時に2024年度の開通予定だったが、最大で半年ていど遅れる見込みだ。

東海環状自動車道東海環状自動車道

2025年度の開通が予告されているのは次のとおり。日付が確定しているものはない。

●厚賀静内道路(日高自動車道)の日高厚賀IC~仮称・新冠IC(北海道日高町~北海道新冠町)。厚賀静内道路は日高厚賀ICで日高自動車道に接続、日高自動車道の延長。

●三遠道路(三遠南信自動車道)の東栄IC~鳳来峡IC(愛知県東栄町~愛知県新城市)。三遠道路は三遠南信自動車道の一部。この開通で三遠南信自動車道の南側、佐久間川合IC~浜松いなさJCTがつながる。

●前述の通り、東海環状自動車道の本巣IC~大野神戸IC(岐阜県本巣市~岐阜県神戸町)は工事が遅れて、2024年度開通予定が2025年夏に遅れる。この区間が開通すると東海環状自動車道の残りの工事区間は養老IC~いなべICとなる。用地取得が順調なら2026年度に開通する予定。ただし養老トンネルで湧水が増えており、対策が必要になるかもしれない。

徳島南部自動車道徳島南部自動車道

●徳島南部自動車道の阿南IC~小松島南IC(徳島県阿南市~徳島県小松島市)。小松島南ICは仮称・立江櫛淵ICとして工事が進められていたもの。徳島南部自動車道はこの区間の開通で、全線・阿南IC~徳島JCT(徳島県阿南市~徳島県徳島市)のうち、中間の小松島南IC~小松島ICが工事中で未開業となる。

●松浦佐々道路の松浦IC~平戸IC(長崎県松浦市~長崎県佐世保市)。松浦佐々道路は松浦ICで伊万里松浦道路に接続し、伊万里松浦道路、松浦佐々道路とも西九州自動車道の一部だ。

●2025年度から26年度の間で開通が予定されているのは、東関東自動車道の潮来IC~鉾田IC(茨城県潮来市~茨城県鉾田市)だ。これで東関東自動車道の高谷JCT~茨城町JCT全線が開通する。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る