10V型有機EL搭載! 車内エンタメの頂点を極めた『ストラーダ』最新作[サウンドユニット・選択のキモ…メインユニット編]

パナソニック・ストラーダ CN-F1X10C1D
パナソニック・ストラーダ CN-F1X10C1D全 3 枚

当連載は、カーオーディオシステムをアップグレードすることに興味を抱くドライバー諸氏に向けて展開している。その思いを実行に移そうとするときに役立つ製品情報を、多角的に発信している。現在は、「AV一体型ナビ」各機のAV能力の分析を進めている。

◆フローティング大画面ナビの先駆者。最新シリーズは計6機種でラインナップを構成!

今回は、パナソニックの『ストラーダ』にフォーカスする。

さてストラーダは2003年に誕生し、以後安心して使えるカーナビとして認知され広く支持を集め続けてきた。

ところで現在は、フローティング構造が採用された大画面メインユニットが各社からさまざま出ているが、その元祖はズバリストラーダだ。そして当シリーズは先駆者ゆえに、フローティング構造がより優秀だ。頑丈で走行中の振動に強く、それでいて可動域も広めで使い勝手も上々だ。

また、装着可能車種の多さも際立っている。検証が進み現在では、540車種以上に装着可能とのことだ。2DINスペースが確保できる車種であればほぼすべてに装着できる、という勢いだ。

なお最新モデルは2024年の秋に発表されている。ラインナップは以下のとおりだ。10V型と9V型のフローティング大画面モデルが1機種ずつあり、それに続いて7V型のスタンダードモデルが計4機種顔を揃える。

パナソニック・ストラーダ CN-F1D9C1Dパナソニック・ストラーダ CN-F1D9C1D

◆新たに「ネット動画」機能を追加し、映像系エンタメ力を一層強化!

では、ストラーダのAV機器としての能力を分析していこう。利点はさまざまあるのだが、まず挙げるべきは「画質が高いこと」だ。特にトップエンド機の10V型フローティングモデル『CN-F1X10C1D』には、市販AV一体型ナビとして唯一となる、有機ELディスプレイが搭載されている。結果、その映像の美しさは頭ひとつ抜けている。

そして最新機種では、映像系コンテンツを一層多彩に楽しめる。新たに、「ネット動画」機能が追加されているからだ。ブラウザが搭載され、ナビ画面上で各動画配信サービスを操作し視聴できる(通信はスマホを利用する)。

なお当機能は、スタンダードグレードの4機種にも搭載された。ちなみにスタンダード機にも、HDMI入力端子が装備済みだ。つまりストラーダは、シリーズ全体を通じて映像系エンタメ力が充実している

パナソニック・ストラーダ CN-F1X10C1Dパナソニック・ストラーダ CN-F1X10C1D

◆自宅のレコーダーとも繋がれて、最新モデルではワイヤレスCarPlay接続も可能に!

そしてフローティング大画面モデルは、より一層エンタメ力が高い。そちらでは「レコーダーリンク」機能も積まれているので、自宅のレコーダーとアクセスできる。それにて録りだめてあるテレビ番組や、CS/BSの番組のリアルタイム視聴も可能だ。

また最新のストラーダの大画面モデルの2機種では、Apple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス接続も可能となった。なので音楽アプリを楽しむ場合にはそれらを使うと、操作性でBluetooth接続を凌駕する。アプリのほぼすべての操作をナビ画面上にて行えるようになるからだ。

ところでストラーダは、サウンドチューニング機能も充実している。簡易的な「タイムアライメント」とフロントスピーカーとサブウーファー間にかけられる「クロスオーバー」、そして13バンドの「イコライザー」も搭載済みだ。

今回は以上だ。次回からは市販「ディスプレイオーディ」のトレンドを分析していく。お楽しみに。

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る