イタルデザイン、1600kWインホイールモーター搭載の次世代EV提案…CES 2025

イタルデザイン・クインテセンツァ
イタルデザイン・クインテセンツァ全 19 枚

イタリアの自動車デザイン会社のイタルデザインは、「CES 2025」において、次世代EVコンセプト『クインテセンツァ』を公開した。

1600kWインホイールモーター搭載の次世代EV

同車は、GTカーの性能とピックアップトラックの汎用性を兼ね備えた革新的なデザインを特徴としている。グローバル市場を視野に入れ、パフォーマンスピックアップとスポーツアクティビティビークルのカテゴリーに位置付けられる。

イタルデザインの55年以上にわたる伝統を引き継ぎ、そのデザインは柔軟性、自由、スポーティさ、そして概念と構造の二重性にインスピレーションを得ている。人間中心のアプローチを採用し、イタリアンデザインの普遍的な表現を体現している。

車両のユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)は、「決して迷わない」というコンセプトに基づいている。ダッシュボードの中央パネルから側面パネル、後部コンパートメントまで連続的な投影システムを採用し、乗員に車両の位置や目的地に関する情報を常に提供する。

今回の発表で注目されるのは、インホイールモーター技術のパイオニアのエラフェ社との戦略的提携だ。EVパワートレインには、エラフェ社の最新世代のインホイールプロパルジョン技術「Elaphe Sonic」ファミリーが搭載されている。

このクワッドモーターインホイールシステムにより、車両の性能は大幅に向上し、元の3モーターセットアップと比較して出力がほぼ3倍の1600kWになった。0~100km/h加速2.2秒以下、航続750km以上の性能を可能にしている。

高精度の個別ホイール制御により、オフロード走行条件と舗装路でのスポーティな走行を容易に切り替えることができる。

《森脇稔》

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