横浜ゴムの高性能タイヤ、中国EVメーカー「NIO」の新型電動SUVに純正装着

横浜ゴム「ADVAN Sport EV」
横浜ゴム「ADVAN Sport EV」全 4 枚

横浜ゴムは、中国のEVメーカーの蔚来汽車(NIO)の新型SUV『楽道(ONVO)L60』の新車装着用タイヤとして、「ADVAN Sport EV」の納入を開始した。装着サイズは245/50R19 101Vだ。

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「ADVAN Sport EV」は、横浜ゴムのハイパフォーマンスカー向けタイヤ「ADVAN Sport V107」をベースに、EVをはじめとした電動車の代表的なニーズに応えるべく開発されたプレミアムEV向けウルトラハイパフォーマンスサマータイヤだ。低転がり抵抗のコンパウンドや、排水性を高めるパターンデザインを採用し、プレミアムEVにふさわしい低電費とウェット性能の両立を実現している。

タイヤサイドには電動車対応商品であることを示す横浜ゴム独自のマーク「E+(イー・プラス)」が打刻されている。

「楽道 L60」は、ファミリー向けの中型スマート電動SUVで、安全性、快適性、スマートコックピット、バッテリー寿命、走行性能、インテリジェント運転の6つの要素に焦点を当てて開発された。上位グレードでは最大1000km以上の航続距離を達成している。

横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げている。その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」の新車装着を推進している。特に中国市場においてはEVなど新エネルギー車への納入拡大を図っている。

今回の蔚来への納入開始は、横浜ゴムの中国プレミアムEV市場への本格参入を示すものであり、同社のグローバル戦略における重要な一歩となる。今後、中国市場でのEV向けタイヤ需要の拡大が見込まれる中、横浜ゴムの技術力と製品品質が評価された形となる。

《森脇稔》

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