ルノー『5』新型とアルピーヌ『A290』が欧州カー・オブ・ザ・イヤー2025に

ルノー 5 E-TECH エレクトリック
ルノー 5 E-TECH エレクトリック全 6 枚

ルノーグループは、新型コンパクトEVのルノー『5 E-Techエレクトリック』とアルピーヌ『A290』が、2025年の「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたと発表した。

この結果は、ブリュッセルモーターショー2025開催された欧州カー・オブ・ザ・イヤー審査委員会の式典で発表された。23カ国60人の自動車ジャーナリストによる投票の結果、ルノー5 E-TechエレクトリックとアルピーヌA290は353ポイントを獲得し、他の6台のファイナリストを抑えて栄冠に輝いた。

この受賞は、ルノーグループの電動化戦略「ルノーリューション」の一環として開発された新型モデルの品質と、その戦略の妥当性を示すものという。両車は欧州独自の「AmpR」スモールプラットフォームを採用しており、高い顧客価値を提供しつつ、各ブランドの個性を表現することに成功している。

アルピーヌA290アルピーヌA290

ルノー5 E-Techエレクトリックは、1960年代に人気を博したルノー『5』の電気自動車版として2024年に復活した。魅力的なデザインと、電気自動車ならではの直感的な運転体験を提供することで、欧州市場の電動化を加速させることを目指している。

価格は2万5000ユーロ(約405万円)からで、政府の補助金が適用される国ではさらに安価になる見込みだ。フランス北部のアンペール・エレクトリシティ拠点で持続可能な生産システムのもと製造される予定で、エネルギー転換時代の基準となる都市型車を目指している。

ルノーにとって、欧州カー・オブ・ザ・イヤーの受賞は今回で8回目となる。1966年のルノー『16』から始まり、直近では2024年の『セニックE-Techエレクトリック』が受賞している。この度の受賞は、ルノーグループの電動化戦略が欧州自動車業界で高く評価されていることを示すものといえる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ジェイソン・ステイサムが『トランスポーター』つながりで魅力をアピール!? VWが新型カーゴバンをメキシコで発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 軽キャンピングカー最大級の空間、ダイハツ『アトレー』ベースで363万9000円から
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る