アストンマーティン、新型『ヴァンテージロードスター』発表…クーペよりも高剛性、Zルーフは業界最速開閉

アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスター新型
アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスター新型全 5 枚

アストンマーティンは、新型『ヴァンテージ』のコンバーチブルモデル、『ヴァンテージ・ロードスター』を欧州で発表した。この新モデルは、高性能と洗練されたデザインを両立させた最新のオープンカーだ。

最大の特徴は、業界最速となる6.8秒で開閉可能な「Zフォールド」ルーフだ。このルーフは、従来の「Kフォールド」ルーフよりも高速かつ軽量な構造を採用し、トノカバーの必要性を排除することで、さらなる軽量化と低重心化を実現している。また、50km/h以内であれば走行中でも開閉操作が可能で、車内に座った状態やキーを使った遠隔操作でも制御できる。

車体設計においても、高剛性と軽量化の両立に注力している。ボディ後部の取り付け方法を改良し、クーペモデルよりも高い剛性を実現。さらに、重量を最適化したシアパネルを戦略的に配置することで、横方向の剛性も向上させている。これらの工夫により、Vantage Roadsterの総重量増加はわずか60kgに抑えられており、同カテゴリーの車としては最高水準の軽量化を達成している。

アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスター新型アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスター新型

パワートレインには、アストンマーティン特注の4.0リットルV8ツインターボエンジンを搭載。従来モデルと比較して、ターボチャージャーの大型化やカムシャフトプロファイルの見直し、圧縮比の最適化により、出力が155ps、トルクが115Nm向上している。その結果、合計665psの出力と800Nmのトルクを誇り、0-96km/hまでの加速が3.5秒、最高速度323km/hというパフォーマンスを発揮する。

8速パドルシフト・トランスミッションと電子制御式リミテッド・スリップ・デフを介して後輪のみを駆動する。クラシックなフロントエンジン・リアホイールドライブの構成に最先端のテクノロジーを組み合わせている。

ルーフを格納するために大きく傾斜したボンネットと、エグゾースト・テールパイプの下から発せられる比類ないV8の轟音が、ドライバーの耳に飛び込んでくる、としている。

《森脇稔》

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