JVCケンウッド、「AIドラレコ」で未来の移動体験を提案へ…オートモーティブワールド2025

JVCケンウッドのオートモーティブワールド2025ブースイメージ
JVCケンウッドのオートモーティブワールド2025ブースイメージ全 1 枚

JVCケンウッドは、1月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催される「AUTOMOTIVE WORLD 2025」の「第17回[国際]カーエレクトロニクス技術展」に出展する。

同社は今回、通信型ドライブレコーダーを活用した各種ソリューションを展示し、未来の移動体験を提案する。

生成AIを搭載したドライブレコーダーとの対話が楽しめる未来の移動体験デモンストレーションを展示する。来場者の服装を褒めたり、興味深い話題を提供して雑談したり、クイズを通して交流したりと、まるでパートナーのようにコミュニケーションを楽しむことができる。このデモを通じて、未来の車内コミュニケーションの進化を体感できる。

高齢者の安全運転支援と運転寿命の延長を目指す取り組みも紹介される。通信型ドライブレコーダーのセンサーやADAS、DMSに加え、生成AIを組み合わせた新たな高齢者向け運転支援サービスの構想が展示される。音声対話を通じて運転特性だけでなく、性格や趣味といった個性を収集し、より親しみやすい支援を目指す。

さらに、トヨタ自動車と大阪府堺市・京都府京都市の消防局で推進するドライブレコーダーを活用した実証実験の取り組みも紹介される。火災や交通事故発生時、消防指令室から対象付近を走行する協力企業の車両に設置した通信型ドライブレコーダーより、現場の映像をリアルタイムで取得・閲覧できる。これにより、119番通報だけでは把握しきれない現場状況を迅速かつ詳細に捉えることができ、的確な消防活動や人命救助に貢献する。

プライバシー保護にも配慮し、エッジAI技術を用いて通信型ドライブレコーダーの映像に映る歩行者や車両の個人情報にマスキング処理を施す取り組みも紹介される。これにより、ビッグデータへの活用がスムーズに進められることが期待される。

また、聴覚に不安がある方や加齢による聴力低下に悩む方の安全運転や日常生活をサポートするソリューションとして、緊急車両のサイレンや他車のクラクション、呼び鈴や電話着信音などを音声認識し、ディスプレイ上にイラストとオノマトペで通知するデモンストレーションも行われる。

《森脇稔》

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