マイカー共済、補償範囲拡大と新特約導入 4月1日から

マイカー共済
マイカー共済全 1 枚

こくみん共済(全労済)は、4月1日から「マイカー共済(自動車総合補償共済)」の制度改定を行うとを発表した。この改定は、組合員からの要望に応え、近年の自動車を取り巻く社会環境の変化に対応するために実施される。

主な改定内容として、補償範囲の拡大が挙げられる。車両損害補償(エコノミーワイド・エコノミー)の補償範囲に「他の自動車との衝突(あて逃げ)」「人・動物との衝突」「自転車等との衝突」が新たに追加される。これにより、より幅広い事故ケースに対応できるようになる。

また、運転者本人限定特約が新設される。本人しか自動車を運転しないケースが多いことを考慮し、運転者を本人に限定することで保険料を抑える選択肢が提供される。

高齢ドライバーの増加に伴う社会的関心の高まりを受け、心神喪失等事故被害者救済補償特約も新設される。認知機能が低下している高齢者による交通事故に対応するもので、すべての契約に自動付帯される。

さらに、無事故割引等級22等級(事故なし)の割引率を65%(現行64%)に拡大するなど、割引制度の見直しも行われる。

新車買替特約の付帯条件緩和や、新車割引の適用期間拡充なども実施され、自動車の使用年数の長期化傾向に対応する。

これらの改定により、こくみん共済は組合員のニーズにより適した自動車保険サービスを提供し、安全・安心な車社会の実現に貢献することを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る