クライスラーのミニバンの多機能シートが20周年、「使い倒す」イベント開催…デトロイトモーターショー2025

クライスラー『パシフィカ』の「ストウ・ン・ゴー」シート
クライスラー『パシフィカ』の「ストウ・ン・ゴー」シート全 6 枚

ステランティス傘下のクライスラーは、ミニバンの「ストウ・ン・ゴー」シートと収納システムの20周年を記念し、デトロイトモーターショー2025で「ストウ・ン・ゴー・チャレンジ」を実施した。

「ストウ・ン・ゴー」は2005年モデルで初めて導入されたシステムで、2列目と3列目のシートを床下に簡単に収納できる機能を持つ。これにより、シートを収納しない時でも床下の収納スペースを活用できる柔軟性を実現した。

導入から20年経った現在も、「ストウ・ン・ゴー」はクライスラーブランドのミニバンの主要機能として高い評価を得ているという。2025年モデルのクライスラー『パシフィカ』は、クラス最高の革新的なシートおよび収納機能を提供し、同クラスで唯一「ストウ・ン・ゴー」シートを搭載している。全てのシートを収納すると、140立方フィート以上の広大な室内空間が生まれる。

2025年モデルのパシフィカ・セレクトおよびリミテッド(AWDモデルを含む)、そして『ボイジャー』には、2列目と3列目の「ストウ・ン・ゴー」シートが標準装備される。一方、パシフィカ・プラグインハイブリッドとガソリン駆動のパシフィカ・ピナクルモデルには、3列目の「ストウ・ン・ゴー」シートと取り外し可能な2列目シートが標準装備される。

クライスラーは2005年の導入以来、「ストウ・ン・ゴー」搭載車を500万台販売しており、その革新性と実用性が広く認められている。新たに復活した「ストウ・ン・ゴー・チャレンジ」では、参加者が制限時間内にどれだけ多くの荷物を2025年モデルのパシフィカ・ファミリーアドベンチャービークル(FAV)エディションに収納できるかを競った。

クライスラーは、40年以上前にミニバンカテゴリーを創出して以来、常に革新を続けてきた。「ストウ・ン・ゴー」は、エンジニアとデザイナーの社内横断チームによって開発された技術であり、その使いやすさと実用性で競合他社を圧倒した、と自負する。

この「ストウ・ン・ゴー・チャレンジ」は、デトロイトモーターショー2025を皮切りに2025年を通じて各地のオートショーで開催される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る