メルセデスベンツ『GLB』次世代型に超接近! GLAとはシルエットで差別化

メルセデスベンツ GLB 次世代型のプロトタイプ
メルセデスベンツ GLB 次世代型のプロトタイプ全 30 枚

メルセデスベンツが現在開発中のコンパクト・クロスオーバーSUV、『GLB』次世代型のプロトタイプにカメラが超接近、初めて鮮明に撮影することができた。スクープ班は厳冬のスウェーデン山中で給油中のその姿を捉えた。

メルセデスベンツのコンパクトラインナップの中で最も実用的なGLBは、次期型ではより多くのテクノロジーを搭載、より優れた性能のEVバージョン、そしてわずかに曲線的な外観になると予想される。

メルセデスベンツは、現在のライフサイクルの終わりに『Aクラス』と『Bクラス』を終了させると思われる。しかし、新世代の『CLA』セダンと同シューティングブレークに加えて、完全新設計される『GLA』とこのGLB がラインナップされ、コンパクトクラスは強力であり続ける。

次期GLBのプロトタイプは、現行モデルで魅力を引き立たせたボクシーなシルエットを保持しているが、丸みを帯びたエッジが追加されている。エクステリアは、ハッチバックスタイルを加味しているGLAとは差別化されて、3列シートのGLB後継であるということを強く主張しているデザインだ。

メルセデスベンツ GLB 次世代型のプロトタイプメルセデスベンツ GLB 次世代型のプロトタイプ

フロントエンドには、現行型に似たスリムなLEDデイタイムランニングライトがヘッドライト上部に走っているが、よく見るとデュアルラインが確認できる。キャビンは、直立したテールと同様に、現行からはわずかに調整されているようだ。後部では、スマート『フォーツー』のテールライトに似た、ダミーのテールライトステッカーで偽装されている。

類似点といえば、メルセデスベンツ『GLB』はスマート『#5』と、形状とサイズが似ているかもしれない。しかし、スマートはジーリー製のアーキテクチャを採用し、いっぽうGLBは新しい「MMA」アーキテクチャーを基盤としているため、これら2つのSUVに設計の関連性はない。

次期GLBがCLA、GLAと共有する「MMA」アーキテクチャーは、完全電動とマイルドハイブリッドのパワートレインのオプションに対応している。現行『EQB』を置き換えることになる次期GLBの完全電動モデルは、最高出力272psのリア搭載電動モーター、または最高出力380psのデュアルモーターセットアップのいずれかのオプションを提供すると予想される。バッテリーパックは58kWhおよび85kWhの設定で提供される可能性があり、航続は、より空力的なボディを備えるCLAで予想される750kmよりは短くなるはずだ。

メルセデスベンツ GLB 次世代型のプロトタイプメルセデスベンツ GLB 次世代型のプロトタイプ

内燃機関駆動のラインナップには、マイルドハイブリッド1.5リットル直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載、8速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション内に小型電気モーターが積まれる。内燃エンジンは最高出力136ps、163ps、190psの3つのパワーレベルで提供され、電気モーターからさらに 27psが追加される。

新型の駆動レイアウトは、現行同様に前輪駆動(FWD)と全輪駆動(AWD)の両方を提供する。パフォーマンスバージョンのAMGでは、パワーと効率を高めるために何らかの形のハイブリッドアシスタンスが採用されるはずだ。

メルセデスベンツは2025年に次期CLAを発表する予定で、そのときに次期GLBに関するより具体的で詳細な情報も明らかになると期待される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る