プジョー『208」と『308』のEV、エコテストで84車種中トップに…ドイツ自動車連盟が実施

プジョー E-208 改良新型
プジョー E-208 改良新型全 6 枚

プジョーは1月21日、EVの『E-208』と『E-308』が、欧州最大の自動車協会のドイツ自動車連盟(ADAC)が実施した2024年エコテストにおいて、84モデル中1位と2位を獲得したと発表した。

このエコテストは、実際の走行条件下での車両の効率性を評価する独立したベンチマーク調査。プジョーのE-208とE-308は、115kW(156hp)の電気モーターを搭載しており、実走行条件下でのエネルギー消費量の測定で最高評価を得た。

さらに、同じエンジンを搭載したプジョー『E-2008』も、SUV部門で1位、全体で6位という優れた成績を収めた。これらの結果は、プジョーの100%電気自動車モデルの効率性の高さを示している。

プジョーの電気自動車は、エネルギー消費量においても業界をリードしている。ADACエコテストの数値によると、E-208は16kWh/100km、E-308は16.3kWh/100km、E-2008は17.9kWh/100kmという低消費を実現している。これらの数値には充電時の損失も含まれている。

プジョー E-308プジョー E-308

また、航続距離においても、E-208は410km、E-308は413km、E-2008は406km(WLTPコンバインドサイクル)と、クラス最高水準の性能を誇っている。さらに、すべてのプジョー電気自動車は、20%から80%までの充電を最大30分で完了できる。

プジョーは現在、12モデルの電気自動車ラインナップを有しており、これは欧州の主流メーカーの中で最大規模。最新モデルである『E-3008』のロングレンジバージョンは、700kmという全SUV中最長の航続距離を実現している。

これらの強みを背景に、プジョーは欧州の主流メーカーの中でEVリーダーになることを目指している。また、顧客の電気自動車への移行をサポートするため、すべての100%電気自動車モデルに対して「エレクトリック・プロミス」を強化している。

プジョーのこの成功は、エンジン、バッテリー、空力性能など、あらゆる面での同社のエンジニアとデザイナーによる綿密な開発の成果。今後も、プジョーは電気自動車市場でのリーダーシップを強化し、持続可能なモビリティの実現に向けて取り組んでいく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  3. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  4. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  5. “セピアブラウン”のポルシェコレクター、元レーサーが語る半世紀の「恋愛」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る