8名乗り『ハイエースワゴン』を4名乗りに改造、快適な「シェア乗り」車両を運行開始

共同開発の「シェア乗り車両」はトヨタ『ハイエースワゴン』をベースに8名分の後部座席エリアを4名分のシートに改造
共同開発の「シェア乗り車両」はトヨタ『ハイエースワゴン』をベースに8名分の後部座席エリアを4名分のシートに改造全 4 枚

トヨタ紡織とNearMe(ニアミー)は、移動時間をより快適かつ価値ある体験として過ごせる「シェア乗り車両」の運行を開始すると発表した。この車両は、両社が共同で内装開発を行ったもので、NearMeの子会社のSmartShuttleが運行を担当する。

【画像全4枚】

日本では現在、過疎地や地方都市を中心に交通空白地帯の増加が深刻な社会課題となっている。この問題を解決するために、効率的で持続可能な移動手段の整備が必要とされている。その解決策の一つとしてNearMeが推進しているのが「シェア乗り」だ。「シェア乗り」とは、1台の車両を複数組でシェアして移動するライドシェアの一形態で、効率的な輸送とコスト削減を実現する。

今回共同開発された「シェア乗り車両」は、トヨタ『ハイエースワゴン』のビジネス送迎車「Fine Tech Tourer」をベースに、8名分の後部座席エリアを4名分のシートに改造することで、一人あたりのスペースを確保した。また、左右の座席を横並びにせず、少しずつ前後にずらすことで、乗り降りのしやすさに配慮しながらユーザーのプライベート空間を確保するシートアレンジとした。

共同開発の「シェア乗り車両」はトヨタ『ハイエースワゴン』をベースに8名分の後部座席エリアを4名分のシートに改造共同開発の「シェア乗り車両」はトヨタ『ハイエースワゴン』をベースに8名分の後部座席エリアを4名分のシートに改造

さらに、トヨタ紡織が開発しているコンテンツ体験支援システム「MOOX-RIDE」を搭載。車両の位置情報や乗客の属性に基づき、走行ルート周辺の施設や観光スポットの情報、広告などのコンテンツを個人空間での音響システムと共に提供し、移動の楽しさや快適性の向上を図る。

NearMeは、独自のAIを活用した最適ルーティング技術に加え、車両の内装に関する開発にも積極的に取り組むことで、「シェア乗り」をより快適で有意義なものへと進化させていく。また、将来的に自動運転が普及する時代においても「シェア乗り」による移動が有効な手段の一つになることも見据えて、引き続きお客様の声もいただきながら「シェア乗り車両」の開発を推進していく。

この新しい「シェア乗り車両」は、複数組が1台の車両で移動する「シェア乗り」空間においても、ストレスを感じることなく個室のように快適な空間を提供する。移動時間をより快適かつ価値のある体験として過ごしてもらうことで、より多くの人々に対して日常における移動の選択肢として「シェア乗り」を選択してもらえることを目指している。

《森脇稔》

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