キャデラック史上最速、初の電動「Vシリーズ」は0-96km/h加速3.3秒をマーク

キャデラック・リリックV
キャデラック・リリックV全 5 枚

キャデラックは、高性能モデル「Vシリーズ」初のEV『リリックV』を米国で発表した。キャデラック史上最速のモデルとなる。

リリックVは、デュアルモーターを搭載し、615hpのパワーと、650lb-ft(880Nm)のトルクを発揮する。0-60mph(約96km/h)加速は「ベロシティマックス」モード使用時に3.3秒を記録し、キャデラック史上最速のモデルとなる。

パワートレインは、デュアルモーターによる全輪駆動システムを採用した。102kWhのバッテリーパックを搭載し、1回の充電で約458kmの航続距離を実現する。

シャシーには、Vシリーズ専用にチューニングされた連続可変ダンパーと、ローダウンされたマルチリンクサスペンションを採用。ステアリングギア比も変更され、快適性と俊敏性を両立させている。

キャデラック・リリックVキャデラック・リリックV

内外装には、Vシリーズならではの専用デザインが施される。また、マルチレイヤーの独自サウンドシステムを搭載し、内外装で同期した音響体験を提供する。

運転支援システムとしては、ハンズフリー運転が可能な「スーパークルーズ」を標準装備。さらに、「Vモード」や「コンペティティブモード」など、高性能車ならではの機能も用意されている。

リリックVは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどで販売される予定だ。生産は2025年初頭から、テネシー州のGMスプリングヒル工場で開始される。

キャデラックは、この新型モデルで電動化と高性能の融合を図り、ラグジュアリーEV市場での競争力強化を目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る