BYDが日本専用仕様の中型電気バス『J7』を発表、26年にはEVトラック投入も…商用車でも攻勢

BYDジャパン 中型電気バスJ7の納入開始時期を正式発表
BYDジャパン 中型電気バスJ7の納入開始時期を正式発表全 14 枚

BYDジャパンが中型電気バス『J7』を年内にも納車開始すると、1月24日に発表した。価格は3650万円(メーカー希望価格)。同時に2026年にはEVトラックの国内販売を開始することも明らかになった。

記者発表には、BYDジャパン代表取締役 劉学亮氏、同執行役員副社長 石井澄人氏(商用車部門)らが出席し、全長8.9mの中型電気バス J7のお披露目と価格発表を行った。劉社長は登壇の最後にEVトラックの投入も発表している。

BYDは深圳発のバッテリーメーカーであり、現在はIT・電子機器、2次電池を中心としたエネルギー事業、自動車、都市交通(モノレール)の4つの分野でグローバル展開している企業だ。このうち自動車については、乗用車だけでなくトラックやバス、特殊車両といった商用車も手掛けている。BYDのグローバルでの新車販売台数は約420万台以上(2024年)。商用車は2万1000台を占めている。BYDの電気バス、EVトラックは世界70か国で累計12万7000台を売っている。

商用車は価格が大きく異なるので、販売台数の比率だけで語るのは適切ではない。また、事業者向けのビジネスとなるため数千万円の車両を複数台導入するという事例も存在する。さらに、EVバス・トラックは路線バス、空港・港湾内の特殊車両、スクールバス、デリバリーでの採用が世界的に進んでいる。ロンドン市内の2階建てバスもBYDの電気バスの採用が始まっている。

BYDの日本進出は小型電子機器(バッテリー)から始まっており、商用車市場では10年ほど前から電気バスやフォークリフトを展開している。BYDジャパン 商用車事業を担当する石井副社長によれば、現在、日本の電気バスの7割がBYD製。国内でのBYD電気バスの累計販売台数は350台だという。


《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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