ジャガー・ランドローバー、特注色の生産能力を2倍に…カスタマイズ需要に対応

JLRのSVカスタマイズ施設
JLRのSVカスタマイズ施設全 3 枚

ジャガー・ランドローバー(JLR)は、高級車へのカスタマイズ需要増加に対応するため、世界の塗装施設に6500万ポンドを投資すると発表した。

この投資により、特注カラーの生産能力を2倍以上に拡大するとともに、自動車製造工程の中で最も炭素排出量の多い塗装工程の環境負荷低減を目指す。

JLRによると、『レンジローバー』や『レンジローバースポーツ』において、数百種類のビスポークペイントや高級カラーパレットから選択できるカスタマイズオプションの需要が、2022年度以降2倍以上に増加している。また、最上位モデルである『レンジローバーSV』の需要も今年度2倍になっているという。

この需要増に対応するため、JLRは英国ウェストミッドランズ州のキャッスルブロムウィッチと、スロバキアのニトラに新たな塗装施設を開設する。これにより、年間1万7000台以上の追加受注に対応可能となり、他のブランドでも最高級の塗装色を提供できるようになる。


《森脇稔》

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