ボルボカーズ、最新インフォテインメントを2026年モデルに導入へ…新世代UXと高速チップ搭載

ボルボカーズの最新インフォテインメントシステム
ボルボカーズの最新インフォテインメントシステム全 1 枚

ボルボカーズは、2026年モデルの複数車種に対して、大規模な技術アップグレードを実施すると発表した。この刷新により、ユーザーエクスペリエンス(UX)が大幅に向上し、車載システムの処理速度が飛躍的に改善されるという。

主な変更点は2つある。1つ目は、新世代のユーザーインターフェース「Volvo Car UX」の導入だ。このシステムは、すでに『EX30』、『EX90』、改良新型『XC90』に搭載されているもので、より直感的でカスタマイズされた操作環境を提供する。ホーム画面には頻繁に使用するアプリや機能が配置され、状況に応じて表示が変化する。また、ステアリングホイールの向こうにあるドライバーディスプレイも、より大きく見やすいナビゲーション表示に更新される。

2つ目の変更点は、クアルコム社の最新プロセッサ「Snapdragon Cockpit Platform」の採用だ。これにより、既存のGoogleアンドロイドオート搭載インフォテインメントシステムの処理速度が2倍以上に向上し、グラフィックス生成速度は最大10倍になるという。

これらの改良は、『XC40』、『EX40』、『EC40』、『S60』、『V60』、『V60クロスカントリー』、『V90』、『V90クロスカントリー』の各モデルに適用される。また、改良新型XC90にもSnapdragonチップが搭載される予定だ。

さらに、欧州市場向けのEX30、EX40、EC40には、公共充電をよりスムーズにする「Plug & Charge」サービスが追加される。これは、充電ケーブルを接続するだけで自動的に認証と課金が行われるシステムで、追加のカードや認証操作が不要になる。

ボルボは、2020年以降に製造された約250万台の車両に対して、2025年後半までにOTA(無線経由)ソフトウェアアップデートを通じて新UXを提供する計画だ。これにより、既存のユーザーも最新の操作環境を享受できるようになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る