ステランティス、電動デュアルクラッチトランスミッション増産へ、合弁を子会社化

ステランティスの新型電動デュアルクラッチトランスミッション(eDCT)
ステランティスの新型電動デュアルクラッチトランスミッション(eDCT)全 2 枚

ステランティスは、ベルギーの自動車部品メーカーのパンチパワートレインとの合弁会社の株式を取得し、完全子会社化したと発表した。この決定により、ステランティスは電動デュアルクラッチ「eDCT」トランスミッションの生産活動を完全に掌握することとなった。

ステランティスとパンチパワートレインは2018年に合弁会社を設立し、フランスのメッツとイタリアのトリノにあるミラフィオーリ工場でeDCT変速機の生産を行ってきた。

eDCT変速機は、デュアルクラッチ変速機に21kWの電動モーターを組み込んだ先進的なハイブリッド技術。この技術の特徴は、市街地走行や一定速度での走行など、低トルクが必要な場合に電動駆動を実現することにある。これにより、都市部での走行サイクルの50%で内燃機関を停止させることが可能となる。結果として、eDCT変速機は軽量化と生産コストの最適化を実現しつつ、燃費向上と有害排出ガスの削減にも貢献している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る