DSが70周年を祝う、歴史を物語る伝説の12台を特別展示へ…仏レトロモビル2025

1969年製の『DS 21 パラス』(右)と最新モデルの『DS N°8』
1969年製の『DS 21 パラス』(右)と最新モデルの『DS N°8』全 4 枚

DSオートモビルは、2月5日にフランスで開幕する旧車ショー「レトロモビル2025」において、「DS」の70周年を記念する特別展示を行うと発表した。

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「レトロモビル」は、毎年パリのポルト・ド・ヴェルサイユで開催される国際的に有名なクラシックカーイベントだ。2024年の開催では13万人以上の来場者を集め、その人気の高さを証明している。

2025年の展示会では、DSの70周年を祝う特別な展示「The DS, a work of art for 70 years」が行われる。この展示では、DSの歴史を物語る12台のモデルが展示される予定で、そのうち11台が歴史的な車両となる。

展示の目玉となるのは、1969年製の『DS 21 パラス』と最新モデルの『DS N°8』だ。両車とも特別なクリスタルパールカラーで塗装され、ルーフとボンネットにはバイトーンのブラックが施される。

また、1959年にシトロエンの広告ディレクターだったクロード・ピュエッシュが考案した「DS balloons」の復刻版も展示される。これは、DSの革新的なハイドロニューマチックサスペンションを象徴する4つの巨大な風船の上に乗せられた『DS 19』だ。

その他にも、ミシェル・ドブレ元首相が使用した1972年製『DS 21プレステージ』や、1961年製の『DS 19カブリオレ』、1962年のパリモーターショーで展示されたメタリックグレーの『DS 19トーテムポール』など、貴重なモデルが並ぶ。

DSは1955年10月6日に誕生以来、1975年までに146万1115台が製造された。その革新的なデザインと技術は、多くの国家元首に愛用されただけでなく、映画やアートの世界でも高く評価されてきた。

この特別展示は、DSの70年にわたる革新の歴史を振り返るとともに、自動車デザインの芸術性を再認識する貴重な機会となる。

《森脇稔》

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