『スプリンター』誕生30周年、メルセデスベンツ博物館で初代から最新EVまで特別展示

メルセデスベンツ・スプリンター(初代)
メルセデスベンツ・スプリンター(初代)全 10 枚

メルセデスベンツは、同社の代表的な商用車『スプリンター』の誕生30周年を記念し、ドイツのメルセデスベンツ博物館で特別展示を行う。期間は2月4日から3月30日まで。

歴代メルセデスベンツ『スプリンター』

展示では、初代スプリンターから最新モデル、さらに電気自動車版の『eスプリンター』までが一堂に会する。来場者には記念品が用意され、ミュージアムショップでは限定グッズも販売される。

スプリンターは1995年の初代登場以来、商用車市場に革命をもたらした、と自負する。メルセデスベンツ初の固有名を持つバンとして誕生し、その名を冠した車両クラスを確立。品質と革新性で評価され、世界中の顧客から高い支持を得ているという。

現在、世界で販売されるスプリンターの75%が特定の業界ニーズに合わせてカスタマイズされており、ビジネス、フリート運用者、改造業者に人気が高い。メルセデスベンツ・バン部門のセールス&マーケティング責任者、クラウス・レクグラー氏は「今年中に累計販売台数500万台を突破する見込み」と述べている。

スプリンターの30年間には、いくつかの重要な節目があった。1995年の初代モデルは、ディスクブレーキ、ABS、エアバッグなど、当時最先端の安全機能を標準装備。2006年の2代目では、電子制御システムESPを標準搭載。2018年の3代目では、音声操作に対応するマルチメディアシステム「MBUX」を商用車として初めて採用した。

2019年には、ヨーロッパで初の量産型電気自動車eスプリンターを発表。2024年の最新モデルは、効率性、航続距離、積載量を兼ね備え、最大478kmの走行が可能となっている。

メルセデスベンツは「30年間のアイコン」をテーマに特別展を開催し、スプリンターが世界中のビジネスや産業に与えた影響を強調している。この記念展示を通じて、スプリンターの革新の歴史と未来への展望を示す狙いだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る