ルノーの伝説的な商用車『エスタフェット』がEVで復活へ…全高2.6mのハイルーフ仕様

ルノー・エスタフェットE-Techエレクトリック
ルノー・エスタフェットE-Techエレクトリック全 3 枚

ルノーは、1960年代の伝説的な商用車『エスタフェット』を現代的に再解釈し、電気自動車として復活させると発表した。

EVで復活するルノー『エスタフェット』

新型『エスタフェットE-Techエレクトリック』は、現代の都市物流のニーズに合わせて設計された革新的な商用EVになるという。

エスタフェットは1959年から1980年にかけて50万台以上が生産されたルノーを代表する商用車だった。その名を付した新型車は、2024年9月に発表されたコンセプトカーをベースに開発されている。

全長5.27m、全幅1.92m、全高2.60mのコンパクトなボディサイズは、狭い都市空間での取り回しの良さを実現している。同時に、車内では身長190cmの人でも楽に立って作業ができる充分な高さを確保している。

エスタフェットE-Techエレクトリックの特徴的なデザインとして、大型の3分割パノラミックフロントウィンドウが採用されている。これにより視認性が向上し、安全性と運転快適性が高められている。また、フロントエンドには昼間走行用ライトを含む独特の光の帯が配置され、ハイテクな印象を与えている。

ビジネスユーザーのニーズに応えるため、スライド式サイドドアには目立たない統合トラックが採用され、スムーズな開閉を可能にしている。両サイドにはランニングボードが設置され、乗り降りの利便性を高めている。

リアには一体型のローラーシャッタードアが採用され、積載スペースを最適化している。また、ステンレス製のランニングボードがボディ下部に配置され、車両の頑丈さとハイテクな印象を強調している。

上下のボディ部分に施された粒状の黒い保護材は、車高を低く見せる効果があり、モダンでダイナミックな印象を与えている。同時に、この黒い部分はボディワークの堅牢さを強調し、都市環境での集中的な使用に必要な保護機能も果たしている。

新型エスタフェットE-Techエレクトリックは、フランスのサンドゥヴィル工場で生産され、2026年から市場に投入される予定だ。

《森脇稔》

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