BMW、新型『X3』の生産拡大へ…PHEVの販売が好調

BMWグループの南アフリカ・ロスリン工場で生産されている新型『X3』
BMWグループの南アフリカ・ロスリン工場で生産されている新型『X3』全 5 枚

BMWグループは、南アフリカのロスリン工場における新型『X3』の生産を拡大すると発表した。2024年10月の生産開始以来、新型X3は南アフリカ市場で好評を博しており、全ての在庫が売り切れるか予約済みの状態となっている。

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プラグインハイブリッド車(PHEV)である「30e xDrive」モデルの販売が全体の約10%を占めている。これは電動化車両への関心の高まりを示すとともに、BMWの「新エネルギー車」セグメントにおけるリーダーシップを裏付けているとする。X3 30e xDriveの導入により、PHEVの月間小売販売台数は45%増加したという。

この成功を受け、BMWグループのロスリン工場は第3シフトを導入し、内燃機関(ICE)モデルの生産ラインも拡張した。BMWグループ南アフリカの品質担当ゼネラルマネージャー、エルンスト・コールマイヤー氏は、「新型X3は、イノベーションと顧客重視のコミットメントを体現している。PHEVとICEモデルを同一ライン上で生産することで、ロスリン工場の柔軟性と適応性を示すとともに、世界市場の需要に効果的に対応できる」と語る。

3シフト体制により、工場は1シフトあたり平均110台の生産を見込んでいる。既に発売されている30e xDriveに加え、「20」ガソリンモデルと「20d」ディーゼルモデルの生産も開始された。さらに、2025年5月には「40d xDrive」の生産開始も予定されている。

この生産拡大は、42億ランドの投資による工場の電動化とデジタル化に続くものであり、BMWグループの変革へのコミットメントを示している。新型X3の生産は、BMWグループ南アフリカだけでなく、サプライチェーンや全国の小売ネットワークの雇用も確保することになる。

この新たな展開は、BMWグループのロスリン工場とその従業員への信頼を再確認するものであり、変化する自動車業界において工場の継続的な成功を位置づけている。

《森脇稔》

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