住友化学、液晶ポリマー樹脂事業をベルギー企業から買収

住友化学
住友化学全 1 枚

住友化学は、ベルギーに拠点を置くサイエンスコ社の液晶ポリマー(LCP)樹脂事業を買収したと発表した。この買収により、同社は新たな市場ニーズに細やかに対応できる体制を強化し、ICTやモビリティ用途を中心にLCP事業のさらなる拡大を目指す。

LCPは、スーパーエンジニアリングプラスチックスの一種で、耐熱性や流動性、寸法精度に優れるなどの特長を有している。PCやスマートフォンなどに使用される電子部品をはじめ、幅広い製品に用いられている。住友化学は、これまで顧客の要望に合わせたポリマー材料やその応用技術の研究開発を強みとし、トップクラスの技術力を生かしてLCP事業を拡大してきた。

近年では、AI普及などに伴う電力需要増やEV対応のパワーデバイス、次世代高速通信対応のミリ波レーダー、データセンタ向けの高速大容量コネクタの素材として注目されており、市場の新たな成長が期待されている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  4. 新型ハーレー『ブレイクアウト』&『ローライダー ST』に、SNSでは「更にカッコ良くなってきた」「奥さんの説得頑張るか」など反響
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る