プジョー、電動車を12モデルからさらに拡大へ、『E-3008』と『E-5008』に高性能モデル追加

プジョー E-5008
プジョー E-5008全 5 枚

プジョーは、フランスで開催した「E-LION DAY」において、2025年に向けた新たな電動化戦略を発表した。

プジョーは、欧州の主要ブランドの中で最も包括的な電気自動車ラインナップを持つメーカーの一つだが、2025年にはさらなる加速を図る。現在12モデルある完全電動車のラインナップをさらに拡大し、顧客の電気自動車への移行をサポートする。

新たに発表されるのは、『E-3008』と『E-5008』の高性能バージョンだ。これらのモデルは、デュアルモーターを搭載し、325hpの4輪駆動システムを特徴としている。フロントホイールを駆動する213hpの電気モーターに加え、リアホイールに112hpの電気モーターを追加することで、合計325hpの4輪駆動を実現している。

さらに、2025年上半期にはE-5008の5人乗りバージョンが登場する予定だ。このモデルは、走行性能を犠牲にすることなく大容量の積載スペースを求める顧客をターゲットとしている。2列目シートを使用した状態で994リットルという同セグメントでベンチマークとなる荷室容量を提供し、7人乗りバージョンと比較して78リットル拡大。2列目シートを折りたたむと、荷室容量は2310リットルまで拡大し、大型スーツケース2個、中型1個、小型12個を収納できる。

これにより、プジョーは市場内の異なるターゲットに向けて3つの選択肢を提供することになる。デザインとテクノロジーを重視する顧客向けのダイナミックなファストバックSUVであるE-3008、家族向けの大型SUVであるE-5008 5人乗り、そして家族や友人とのより柔軟な移動を求める顧客向けのE-5008 7人乗りだ。

プジョーの新たな電動化戦略は、高性能モデルの投入と多様な顧客ニーズへの対応を通じて、電気自動車市場でのさらなる成長を目指す。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 日産、追浜工場の跡地活用計画、9月末までに決定へ[新聞ウォッチ]
  3. 【アウディ A3 新型試乗】アウディらしい闊達なスポーティさが持ち味…島崎七生人
  4. インフィニティが「中型SUVクーペ」のコンセプト公開、モチーフに「竹林」と「歌舞伎」
  5. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る